【strm】色恋【短編集】

ついてない【drm】 ページ10

…


((ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯ


｢出てこんかぁぁあい！！｣


父が亡くなって1週間。
ただいま家の前で借金取りが暴れています。

まず、私の借金では無い。父のだと思う。
なぜ私の家に来ているのかは分からない。。連帯保証人の方へ行って欲しいのだが…。

母は私が小さい頃に亡くなっているため、頼りには出来ない。



『な。なんかの間違い…、』



((ｶﾞﾁｬ


『…はい、。
お待たせしてすみません。』


｢やぁぁああっと出てきたかぁ！
はいはい姉ちゃん、あんたAとこの娘やろ。

連帯保証人になっとるみたいやし、金返してもらおか！｣


『…はい？
連帯保証人…、なってないんですけど、。』


｢ん、コレ｣



ポケットから少しクシャクシャになった紙が出てくる
それは確かに契約書。それの連帯保証人の欄に私の名前とハンコ。

そして借金額800万円。

してやられた。勝手にサインされている。




｢俺は払ってくれればなんでもええねんけど、
お前のおとん大分クズでカスやねんな！！！！！

死んだ理由も女に刺されたんやろ？｣



ほんで今は娘に迷惑かけとる。なんて言いながら笑っている。ドアを少し開けた状態で話しているため顔はあんまり見えないが派手髪である。



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