【strm】色恋【短編集】

あまずっぱ【drm】 ページ45

…



drm｢あぃ いらっしゃい〜｣


『おじゃまします。』



友達以上恋人未満という何とも甘酸っぱい関係のだるまくん。そんな彼の家に遊びに来た。
言うほど汚くない部屋を見て嘘つき、なんて思いながらも案内されたソファに座る。



drm｢来たのはええんやけど、なにするん？｣


『えー？用意してくれてるんじゃないの？』


drm｢はい？？来るって言ったのちょい前でなにを準備せぇ言うんじゃいこれィ！！！｣



いつものキレ芸んかまされ、とりあえずテレビを見ることになった。距離近いな。



[彼氏の家にどこに何があるか把握出来たら女として最高よ！！]



そんな話題を見て少しドキッとする。だるまは彼氏では無いが好きな人だ。少し反応が気になるな、なんて思いだるまの方を見る。



drm｢…｣


『おい眠そうにするな。』


drm｢んぁ！しょうもないっ！！！｣


『はぁ？ちゃんと見てから言ってくださいー
てかお茶頂いてもいい？』


drm｢ん、そこの引き出しからコップとってお茶は冷蔵庫｣


『へーい』



溜息をつき渋々1人でお茶を入れた
うめぇ。
ソファに戻り腰をかける


…


drm｢コップとお茶の位置覚えたか？｣



理解に遅れ目を見開き瞬きをする。



『やるねぇ。』


drm｢やろ？俺狙ったもんは逃がさやんからなぁ？｣






そう言いながらだるまは私の手に自身の手を重ねた



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