【strm】色恋【短編集】 (ページ43)

今日:113 hit、昨日:125 hit、合計:209,970 hit

… ページ43

…

『助かってるけど私がいつまでたっても独り立ちできないからね。私が言うのもなんだけどこれで最後。わかった？』

なるちゃんは時々こんな風に来て掃除やら部屋を綺麗にしたりしてくれる。正直めっちゃ助かってる。

でもやっぱりなんか申し訳ないしなにより私の下着をなるちゃんがなおしてるとき私ってやばいなって再度確認した。

｢…そんなの俺がずっとできるから良くない？｣

そう言いながら私の手を掴むなるちゃん
あ、まずい。なんて思い手を軽く振り払う

『、もー、そういう話じゃないから〜
このままじゃ家の事何も出来ない女になっちゃう
独りで生きられなくなるから』

｢…いいじゃん。それで｣

『？』

｢俺がいなくなることなんて無いからそれでいいじゃん。｣

『…私はそんなの嫌なのー。』

｢ねぇ、ここまで言って気づかない？
俺Aさんのこと好きだよ。｣

…
時間が止まったように感じる。
とうとう言わせてしまった。気づかないはずがなかった、でも気付かないふりをしていた。それは私が逃げていただけで私も多分なるちゃんが好きだ。

｢年齢がちょっと離れてるとか、つり合ってないとか考えてないよね、？俺は言ったよ。好きだって｣

『…いいの、？本当に私でいいの、、』

｢Aさんがいいんだよ｣

涙が溢れてきて顔を覆いながら口を小さく開いた

『……私もなるせが好きだよ、ごめんね気付かないふりしてて。』

｢、やっと言ったな、覚悟しろよ

Aさん。｣

私の彼は泣き虫"だった"男の子

・