【d!】生き苦しいのだ

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gr「‥‥珍しいだろうな。」

『なぜ私たちを生徒会に？』

gr「お前らの力がいる。それだけだ。」

『‥‥。』


話し合いに勝つには、多少の切り札がいる。


それと、多少の嘘を見抜く能力も。


『‥‥そうですか。ところで、私はカルミア家の一族なんですよ。』


「「「「は？？？」」」」


と、生徒会メンバーが目を点にする。


完璧。


切り札は、然るべきタイミングに、惜しみ無く。


『本当ですよ？ねー？ショッピ、チーノ。』

ci「ねー！！」

shp「ねー。」

チーノ君、元気でよろしい！


『私の名前、詳しく出てこなかったでしょう？私が魔法で色々と隠しました。私の名前はミツキ・カルミア。』



『あなたの家系と対立している、カルミアです。グルッペンさん。』



tn「‥‥それはちょっと、カルミアの一族を馬鹿にしすぎちゃうか？それと、グルッペンも。」


『ははは。』


なにも面白くないけど笑っとこう。


愛想笑い。


gr「‥‥、嘘はやめとけ。第一‥‥、」

『第一、嘘は見抜ける、ですか？大丈夫ですよ〜！嘘じゃないもん。ね？そこのあなた。』

？「‥‥うん。確かに、嘘じゃないめう。」


座るグルッペンの後ろに立つ一人が口を開く。


？「嘘じゃない。全部、本当だと思う。」


os「俺、オスマン。なぁ、ミツキさん。どういうことなん？」

あえて、黙る。このままいけば勝てるな。


gr「確かに、カルミア家は養子を１人引き取ったという噂はあるが、大衆の前に現れたことはないだろう？だから嘘だと‥‥。」


os「でも、嘘じゃない。それって、本当のことを言ってるだけか、そうじゃなきゃよっぽどの嘘つきだよ？」


tn「オスマンがそう言うんだったらそう言うことなん？かな？」


よしよしよーし！！！！！

完璧完璧！！さすが私！！

私の狙いは、できるだけ場を混乱させまくってどさくさに紛れて私たちをもう二度と生徒会に誘わないことを誓ってもらい、逃げること。


いける！！場もそれなりに混乱している。

『フューラー家とカルミア家が関わるのはあなたにとってあまりよくないのでは？ですよね？』

gr「‥‥確かになぁ。」

『ですよね！だからもう関わらない方が良いかと。もう誘わないことを誓っていただけますか？』

gr「‥‥ぁあ、分かった

っっっっっしゃぁぁぁぁぁーーー！！！！！

私の勝ち！何で負けたか明日までに考えといてください！！ほな、さようならぁぁ！！！！

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