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ut「うわすっご‥‥！」
kn「ここカルミア家やんなぁ！何で来たんや！？」
『‥‥。』
おい。
ジトーッとショッピを見つめる。
shp「わかった、説明しとくよ。」
『頼むわ、ほんまに！！』
状況がわからないんだったら空気を読め。
『私とりあえずセーラー服のリボンだけでも外してくるわ。』
ビラビラして邪魔だからね。
ci「行ってらっしゃーい！」
てくてくと庭から家まで歩く。広いなぁ。
『ただいまぁー！！』
なんせバカデカイ家だからね。叫ばないと。
？「あら？ミツキちゃん？」
『あ、ただいま。お母さん。』
彼女の名前はデグレット・カルミア。
ツートップ貴族の内の一人として、女性ながらにその地位に君臨している。
しかし、横暴な態度や権力にものを言わすようなことはしない。
偽善じゃない、聖人君子のような人。
‥‥そして、こんな私を孤児院から引き取り、本当の家族のように接してくれる人。
私はそんな母が、家族が大好きだ。
de「ミツキちゃん！どうしたの？こんな時間に帰ってきて、学校は？まだやっている時間でしょ？」
赤い髪がふわりと揺れ、こちらに近づいて来る。
『色々あって‥‥。』
de「色々って何よ！まさかいじめられたの！？」
『そんなとこだね。』
全然そんなとこじゃ無いけど。
『冗談だよ、実はね、生徒会に入ることになって。でも、生徒会の内の何人かは私が入ること嫌がってるんだ。』
de「何か‥‥したの？」
『ううん。特には。ただ‥‥。ね？』
『とにかく、今生徒会メンバーが庭に来てて。拳で決着つけることにしたのよ。大丈夫。大怪我はさせないよ。』
de「そう‥‥。ミツキちゃん、それが終わったら家でご飯食べていきなさい！お友達はいるかしら？大歓迎よ！」
『もちろん、そのつもり。』
しゅるりとリボンを外すと、母さんが受け取ってくれる。
『じゃあ、殺ってきます。』
de「ん？」
『あ、行ってきます！！』
de「はい！頑張ってね！あ、ミツキちゃん！ママ見るからね！」
『？うん！』
バタンとドアを閉める。
見るってどういうことだろ？家のベランダからか？そうだな。うん。
体力の無駄な消費は極力避けたいので、走らずに歩く。
どうせあいつらも作戦会議とかしてるでしょ。
勝つ前提で話すけど、これが終わったら死ぬほどご飯食べて部屋でゴロゴロしよ。
相手の実力もわからないまま挑む戦いを前に、少し足取りが軽くなった。
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くろ(プロフ) - ぬこぬんさん» やだうれしい(照) (2021年8月14日 9時) (
レス) id: a9e9af6be8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこぬん - 個人的に ぷっちーん。ぷりーん のところすごい面白かったです！(笑いの沸点低すぎる奴) (2021年7月28日 15時) (レス) id: ad5b135603 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - ＲＥＩさん» ありがとうございます！！勉強頑張ります(泣) (2020年7月1日 22時) (レス) id: a9e9af6be8 (このIDを非表示/違反報告)
ＲＥＩ - めちゃめちゃ面白かったです!夢主ちゃんチート系はおいしい…短編集楽しみにしてます!あっ、あとお勉強も頑張ってください!こんなに文才持ってるのに勉強で作品の更新やめなきゃならなくなったら勿体ないのでね…これからも応援してます! (2020年6月30日 21時) (レス) id: 3940c98687 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 鈴木雪乃さん» ありがとうございます！勉強頑張りましょ（¨） (2020年6月28日 8時) (レス) id: a9e9af6be8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿黒 | 作成日時：2020年5月13日 16時
