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カチャン
フォークにAの肘がぶつかりテーブルの下に落とした。
A「あっ」
慌てて手を伸ばし、テーブルの下を覗く。
すると目黒も同じようにテーブルの下を覗き込んできた。
目黒はAの腕の袖から見える湿布に目がいく
目黒「…ね、その腕…」
テーブルの下で覗き込んだまま、目黒はAの目を見る
A「…あ」
Aは袖を捲らないように気にしていたが、このタイミングで見られてしまった。
目黒「昨日のだよね」
A「あ、でもね、もう大丈夫！」
目黒は顔を上げ「見せて」
目黒はそっとAの腕を掴んで袖をまくる。
目黒「腫れてんじゃん。」
A「…」
目黒「…あいつ」
目黒はまた怒りが込み上げてきた。
A「蓮君、大丈夫！ほんと大丈夫だから。ねっ」
目黒「Aちゃん…」
深澤「ん？どした？」
A「ううん！なんでもないよ。フォーク落っことしちゃっただけ(笑)」
深澤「新しいの持ってこようか？」
A「もう食べ終わってるから大丈夫だよ！そろそろモーニングも終わりだよね」
目黒「Aちゃん、俺これから仕事だからさ帰り夜になっちゃうんだけど、電話は忙しいと思うからLINEするから」
A「…うん。わかった」
深澤「めめ、俺らもそろそろ部屋戻って支度するか！あれ？由美ちゃんどこいった？」
A「あ、トイレかな」
A「私達も部屋に戻って準備しないとだ。由美戻って来るまで待ってるから先行っちゃってください！」
深澤「悪いね！由美ちゃんにはまた連絡するって伝えといて！じゃ、Aちゃんもまたね。」
A「うん。伝えておくね。」
目黒「帰り気を付けて帰ってね。もしさ…」
目黒は自分の腕を出し
「痛かったら病院行ってね」
A「うん。ありがとう。でも私の職場が病院だから(笑)」
目黒「(笑)そっか…じゃ、診てもらってね」
A「ありがとう。仕事頑張ってね」
目黒と深澤は手を振りながら部屋に戻っていった。
由美が戻ってくると
由美「あれ？2人は？」
A「今ちょっと前に準備あるからって部屋戻ったよ。由美にまた連絡するって伝えてって」
由美「あーそう。なんだぁー目黒君に挨拶したかったのにぃ」
A「そこ？(笑)」
由美「だってさ、連絡先知らないし。もう二度と会えないかもじゃん」
A「何〜？ファン？(笑)」
由美「ねっ！なんかあったっしょ？」
A「な、何が？」
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作者名：FlowerDream | 作成日時：2024年3月26日 22時
