7 ページ7
6時半を知らせるアラームが鳴る
A「…んん、もう朝〜？」
A(…眠い。寝た気がしない…)
Aは重い体を起こし、洗面所へ向かう。
A「まだ腕痛い…はぁ…」
鏡越しに腫れた腕を擦りながらため息をつく。
(…あーやだ！)高田の顔が一瞬浮かんだ。
(考えてみたら、1日で色んな事がありすぎて実感がないというか…夢だったのかな…全部)
Aは再度湿布を貼った腕を見て全てが現実だと納得した。
「早く支度しないと…朝ごはん遅れちゃう」
Aは昨日とは違って少しラフな白のワンピースに着替え、急いで身支度をする。
Aは支度を終え、由美に電話をかける。
プルルル
由美「はいはーい！おはよー！」
A「おはよ。もう支度出来たけど、下行ける？」
由美「あと、5分！あと5分待って！」
A「(笑)りょーかい！じゃ、5分後部屋の廊下にいるね」
5分後…
Aが廊下でスマホをいじっていると
由美「ごめーん！」
由美が勢いよくドアから出てきた
A「ははっ！そんな勢いよく開けたらドア壊れる(笑)」
由美「もうさ〜調子に乗って久々飲みすぎてまんまと二日酔いだよ。危うく寝坊するとこだったわー」
A「ふふっ、じゃ朝はたくさん食べられないね。きっと美味しいものたくさんあるよ？(笑)」
由美「あー、食を目の前にして制限されるとは…」
A「いったいどんだけ飲んだの？(笑)」
由美「…それが途中からあんまり覚えてない(笑)」
A「うそでしょ？てことは昨日あたしにLINEくれたの覚えてる？」
由美「え？あたしがAに？いつよ」
A「やだー覚えてないで打ってたの？それでちゃんと朝起きられるとかある意味尊敬する(笑)」
由美「朝起きるのは体に染み付いてるのよ！！(笑)」
A「そうだね(笑)」
2人はエレベーターのボタンを押し、降りてくるのを待つ。
チーン
エレベーターの扉が開く
するとそこには目黒と深澤が楽しそうに喋りながら、こっちを見た。
A(…あ)
目黒「おはよう。Aちゃん、夜は眠れた？」
A「あ、お、おはようっ！…うん、眠れた」
目黒「ふふっ。なら良かった」
Aは一瞬にして昨日の出来事を思い出し顔が赤くなる。
慌てて下を向く。
由美「…？どしたA？」
A「ううん。何でもないよ」
Aは必死に誤魔化した。
深澤と由美が昨日の話で盛り上がり初め
Aは助かったと一安心した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：FlowerDream | 作成日時：2024年3月26日 22時
