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目黒が窓の外を見ながら立ち上がる。
目黒は夜景を見ながら
「Aちゃん…何かあったら俺には相談して？今の俺ならAちゃんの1番の理解者だと思うよ？」
A「…確かに。全部読まれちゃってるもんね。私の心(笑)。嘘はつけないや、蓮君には」
目黒「お！いい子(笑)」
A「…もぅ(笑)」
目黒「…他の人にもドキドキしないように気を付けてね(笑)」
A(…うっ！それも読まれてる…)
A「…はい」
目黒「うん。いい子(笑)」
目黒はまた頭を優しく撫でたと思うと、グラスとお皿を持って「…そろそろ、行くね。このままいたら帰りたくなくなっちゃうから(笑)」
A「蓮君。長い時間ありがとう。全然他の人と話せなかったよね、ごめんね」
目黒「なんで？俺が好きでAちゃんと一緒にいただけだから」
A「…ほんとにさぁ、そう、さらっと言えちゃうんだね。そういうの…」
目黒「あ、また照れたでしょ？(笑)…だってさ嘘ついたり駆け引きしたりしてる時間て無駄だと思わない？」
A「うん。それはそうだね」
目黒「俺は苦手。そういうの。やっぱりさ、ちゃんとその時の気持ちを相手に伝えたいって思うから」
A「蓮君らしいね。真っ直ぐなところ。世の女性はみんなメロメロになるのがわかる！」
目黒「嬉しいけど、やっぱり自分が好きな人をメロメロにしたいね(笑)」
A「ははっ。きっと蓮君が好きになる人も蓮君を好きになるよ。」
目黒「それはどーかな？(笑)。じゃ、ちゃんと鍵しめてね！
また明日の朝ね。」
A「うん。蓮君もゆっくり休んでね。グラスとお皿もありがとう。おやすみなさい。」
目黒「おやすみ」
目黒は微笑みながらゆっくりドアを閉めた。
A(…ふぅ。…今何時なんだろう)
時計を見ると25時を過ぎたところだった。
A(うそっ。もうこんな時間。遅くまで付き合わせちゃったけど、明日仕事って言ってたよね蓮君も。大丈夫かな)
A(今日は、あ、もう昨日か…色んな事ありすぎて頭整理出来ないや。)
「…っっ」
Aは手首にズキっと痛みを感じた。袖をめくると、高田に強く握られた時に捻ったようで赤く腫れていた。
A(…最悪。あ、確か湿布あったよな)
こういう時仕事柄、救急グッズは常に持ち歩いているためAはお風呂の支度をしながら湿布の準備をした。
お風呂から上がり、湿布を貼りながらソファで一息付く。
時計の針は既に26時を回ろうとしていた。
ブブッ
A「？」
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作者名：FlowerDream | 作成日時：2024年3月26日 22時
