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お弁当を食べ終え、もう少し山道に入った高台がある所へまで車を走らせ車から降りた。
佐久間「山ってやっぱいーなー！無限に絶景が見れる〜。普段都会にいるから、こーゆーとこくるとさー何か心が寛大になるっていうか、時間がゆっくり流れる感じ？っていうのかなぁ〜」
A「大介君は特にそうだよね。都内ってたまに行くからいーけど、住むってなると確かに忙しないっていうか、人が多いから慣れないと疲れちゃうかも。」
佐久間「ん〜じゃあさ？一緒に住むとしたら、俺がAちゃんところに引っ越すようかな(笑)えへっ」
佐久間は照れくさそうに舌を出しこっちを見る。
A「！なっ…、きゅ、急に、一緒に住むっ…て…」
Aがアタフタしていると
佐久間「あはははっ！ほんっと真に受けすぎぃ〜(笑)めっちゃ面白いんだけどぉ」
A「もう！ほんとからかい過ぎぃ！！」
佐久間「ははっ、…でもさ、今はもちろん無理だけどいつかは…って願いを込めて言ってみた(笑)」
A「…またぁ〜」
佐久間「いやっ、ほんとだよ！まじで一緒にずっといたい」からさ。そん時がきたらちゃんと考える！だから待っててねー！」
佐久間はニコッと微笑む。
A(あー完全に遊ばれてるあたし…でも嬉しい…その素直な言葉が…)
佐久間「あっ！今、キュンってしたでしょ？(笑)」
A「…そりゃ、するよ！そんなこと言われたら！！」
佐久間は周りをキョロキョロとして誰もいないことを確認すると
Aの腕を自分の所に引き寄せ、ぎゅっと抱きしめた
A「…え、だ、大介君、まずいよ…こんな…とこで」
佐久間「だいーじょーぶっ！ちゃんと確認したし。誰もいないよ。この場所は穴場のスポットだから人あんま来ないの！だから、へーき」
佐久間は更に自分の腕の中にAの全部を包み込んだ。
佐久間「…Aちゃん。今日はありがとう。来てくれて、話聞いてくれて…好きになってくれて…」
A「…大介君。」
Aは両手を佐久間の背中に回しぎゅっとする。
A「こちらこそありがとう。好きになってくれて。」
佐久間「A…って呼んでもいい？(笑)」
佐久間は照れながら言う。
A「…はい(笑)」
佐久間「…で、俺の「君」ももう卒業して？」
A「…だい…すけ…く…ん(笑)」
佐久間「間隔空いただけじゃん(笑)」
A「…だって、そう言われると何か緊張しちゃって、つい(笑)」
佐久間「じゃ、はい、やり直し！」
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作者名：FlowerDream | 作成日時：2024年3月26日 22時
