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佐久間は一瞬周りをキョロキョロし
自分を指さしながら…「え？！お、俺？」
佐久間「…で、あってます？」
A「…ふふっ、他に私の隣いる？」
そう言って隣のベンチの高齢夫婦をちらっと見る。
佐久間「うっ…そ…」
佐久間は信じられないという顔をしている
A「…うそじゃないよ。ほんとだよ。」
佐久間「ちょ、え、まじ？やばい！めっちゃ嬉しいんだけど！！」
A「あはっ。あたし、大介君分かってるって思ってた。」
佐久間「いや、だってさ、好きな人いるって言うからさ、あーもう終わったーって思うんじゃん普通！しかも絶対れんだーってビビッときたもん！」
佐久間は目をうるうるさせながら言う
A「…ごめんね。だって、大介君が私が言う前に好きな人いる？とか聞いてくるから、さ…説明ちゃんとしようかなって思って。聞いて欲しかったし…」
佐久間「なんだぁ〜もーまじで、あー今日で全て終わったーって思ったし〜 泣きそうになった(笑)」
A「自分って言う選択肢は無かったんだね(笑)。…ちゃんと言わせて？」
佐久間「？」
Aは佐久間の目を見つめる
A「大介君のことが好き…です。」
Aは照れながら一瞬目を逸らし下を向く。
佐久間「Aちゃん…もう、俺ダメだ、我慢できない」
A「…え」
佐久間はAが顔をあげた瞬間、抱きしめていた。
A「だ、大介君…っ」
佐久間「ずっと…ずーっとこうしたかった。もう好きが溢れちゃって止めらんないや！」
佐久間は更にぎゅっとAを抱きしめた。
A「だ、大介君！人、周りに人が…い…」
佐久間「いい。そんなのいい。今こうしないと後悔するから！このままずっと俺の腕の中でどこにもいかないで…」
A「…大介君…」
佐久間「良かった、今日ちゃんと気持ち伝えられて、Aちゃんの気持ちも聞けて。すげー勇気振り絞って告ったんだから！(笑)」
A「(笑)あたしもだよ…めちゃくちゃ悩んだもん」
佐久間はAの両肩を掴み、自分の胸から離し真っ直ぐ目を見つめる
「…Aちゃん、普通のカップルみたいに堂々と出かけたりイチャイチャしたり出来ないけど、ぜっっったいに、誰よりも大事にするし、浮気も絶対しない！だから…辛い思いもさせちゃうかもしれないけど、でも俺とずっと一緒にいて欲しい」
Aは深く深呼吸をし、口を開く
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作者名：FlowerDream | 作成日時：2024年3月26日 22時
