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Aはほっぺを膨らませてムッとしてみせる。
目黒「うっそ(笑) それは俺の役目じゃないから。佐久間君に怒られちゃうよ(笑)」
A「あ、蓮君…あのね。大介君にはさっきの事言わなかったの。もしその事知ったら心配して明日の仕事に影響したら嫌だから無事に部屋にいるよって。LINE返したの」
目黒「…うん、そっか。確かにこの時間にその報告はきついかも。佐久間君の事だから、いても経っても居られなくて来ちゃいそうだし(笑)いいよ。時が来たら俺から話すよ。Aちゃんから言いづらいでしょ。」
A「…蓮君。ありがとう…」
目黒「任しといて。佐久間君が心配するようなことは言わないから安心してね(笑)」
A「…(恥)はい。お願いします…」
目黒「ん」
目黒はAの頭をポンと優しく撫でた。
Aはまたドキッと一瞬してしまったのを隠そうと必死に話題を変えた。
目黒「…何か今日初めて会った感じしないなぁ。まあ、前から話は聞いてたのもあるけど(笑)。Aちゃんで良かった。」
A「ん？何が？」
目黒「佐久間君に奇跡的にできた好きな人が」
目黒はAを指で指す。
A「…だから、まだそれは！」
目黒「もう、分かってるでしょ？佐久間君の気持ちも…自分の気持ちも…」
A「…蓮君には適わないよ。うん気持ちは分かってる」
目黒「じゃ、素直に伝えるだけだね。それから先を決めるのは2人だから。」
A「…うん。考えてる」
目黒「うん。考えてたくさん。で、後悔のない答えを出してね。じゃないと、俺も気になっちゃうからさ。」
A「(笑)蓮君…もう、お父さんだよ」
目黒「ははっ。急に歳超えたね。んーまあ、とりあえずお父さんということで今はいいかっ！」
A「…蓮君。今日は2回も助けてくれて本当にありがとう。命の恩人です(笑)」
目黒「(笑)どういたしまして。2回目はほんとにごめんね」
A「もう、それは言わないで！本当に感謝してるんだから！蓮君が居なかったらあたし…考えただけでゾッとするもん。大介君に助けてもらって、蓮君にも助けてもらって。凄いことなんだよ。」
Aは目黒の目を見てニコッと微笑む
目黒「…じゃ、佐久間君みたいに俺の事も好きになっちゃうかもね(笑)しかも、俺はプラス1だからね(笑)」
A「ふふっ。じゃ蓮君は2倍だね(笑)」
目黒「ははっ。じゃ佐久間君と上手くいかなかったら待ってるね(笑)」
A「ははっありがとうございます(笑)」
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作者名：FlowerDream | 作成日時：2024年3月26日 22時
