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その一言で佐久間はマスク越しの口元がふにぁ〜と緩み
佐久間「おはよっ」
佐久間(あーもうこれだけで幸せだあ〜俺)
A「ふふっ、なんか今日同じ黒帽子で似てるね(笑)」
佐久間「何か雰囲気いつもと違うから、一瞬誰かと思っちゃったよ(笑)。似合うねキャップも。何か芸能人っぽい(笑)」
A「あははっ。私もそう思った(笑) やっぱりさ大介君が人にバレないようにって言うのと同じでもしもの時に私も顔が見えない方がいーかなって思って、そしたら同じ感じになっちゃった(笑)へへっ」
佐久間(くぅ〜俺に合わせてるとか〜あーやべーもうお忍びデートしてるただのカップルじゃん！)
A「…？大介君？大丈夫？」
佐久間は下を向いてニヤニヤを必死に堪えていると、Aは不思議そうに顔を覗く
佐久間「おぉーっと！…それ反則よーもうビックリするからまじで！(笑)」
A「へ？あ、ごめんごめん(笑)下向いてるから具合悪いのかと思っちゃった！」
佐久間「よし！じゃ出発しますか！」
A「はい！お願いします！」
佐久間「そっちのホルダーにカフェオレ入ってるから飲んで
！さっき買ったばっかだからまだ冷たいよ！」
A「え？あ、これ？ありがとう！いただきます。」
佐久間は一週間ぶりに会えた喜びでテンションも上がり、話が止まらなかった。
A「あはははっ！もーお腹痛いしー涙でるぅ〜。何でそんな面白い話いっぱい出てくるのぉ？ 着く頃には体力消耗そそう(笑)」
佐久間「ははーっ！だってさー！もう話したいこといっぱいありすぎて止まらんのよ〜！ 体力まだ残しておいてよ〜山登れなくなっちゃうよ？(笑)」
A「えー！だって、大介君の話が楽しすぎるんだもん！エネルギーなくなっちゃうよ(笑)」
佐久間「じゃさぁ〜どっかで何か腹ごしらえの食べ物調達するー？」
A「あ、まって！それはねぇ……」
そういいながら足元に置いた大きな保冷バックをガサゴソと漁り始めた。
佐久間「ん？どしたーぁ？１回とまろーか？」
A「あ！ううん、違うの！ あのね、今日お弁当作ってきた」
佐久間「えええ？？？！！まじぃかぁ！！」
A「(笑)あはっ、ね、そんな驚く？」
佐久間「だ、だってさぁーそんなこと昨日も一言も言ってなかったじゃんー」
A「サプライズ(笑)…と言いたいとこなんだけど、子供達にもさお弁当いつも作ってるから、それにちょっとおかずをプラスって感じなので(笑)大したあれではないんだけどね」
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作者名：FlowerDream | 作成日時：2024年3月26日 22時
