Second chance at life 3 (ページ21)

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Aは由美と駐車場で別れ、車に乗った。

スマホを取り出し、蓮のアイコンをタップする

A(蓮君、きっと昨日大介君と話すことわかっててあえて返信ずらしてくれたんだろうなぁ。気遣いがほんとに凄い。なんていい人なんだろう。)

A【お疲れ様。色々とお気遣いありがとね。昨日無事に大介君とも話せたよ。全部蓮君のおかげです。腕はほんとに大丈夫だから心配しないで！いざとなればすぐ職場で診てもらえるから(笑) 蓮君にたくさん迷惑かけちゃって何かお礼したいんだけど…何か欲しいものとか？…って言ったところで充足してるかな(笑)高価なものとかは無理だけど、何か好きな食べ物？とかあるかな？】

送信！

A(せめてものお礼に何か食べ物とかで。。やっぱり残るものはあんまり良くないしね。大介君に渡してもらえばいいし！)

目黒side〜

ブブッ

目黒(…Aちゃん。君もだいぶ気を使ってると思うよ(笑))

目黒はLINEを読みながらAが必死に何かお礼をしたいという気持ちが伝わってクスッと笑った。

隣にいた深澤が

深澤「ん？めめ？今笑った？」

目黒「え？(笑)あ、何でもないよ」

深澤(明らかにスマホ見て笑ってたよな。ん〜なんか嫌な予感しかしないなぁ〜)

目黒「ね、ふっかさんはさ、由美ちゃんとはぶっちゃけどーなの？」

深澤は口にしたお茶を吹き出した。

深澤「……ゲホッゲホッ……」

目黒「(笑)大丈夫？みんなリアクションがほんと分かりやすいなぁ〜ふふっ」

深澤「い、……ゲホッ……いきなり、な、なんだよぉ〜。そりゃむせるわぁ〜」

目黒「いやさ、人の心配はしてるけど自分はどーなのかなぁって」

深澤「俺はあれよ、別に何もよ。由美ちゃんとは話し合うし一緒にいて楽しいよ？でも何もないし！」

目黒「ふぅ〜ん。2人の掛け合い見てて楽しいから、お似合いだと思うけどね〜てっきりふっかさんは好きなんだと思ってたよ」

深澤「めめ〜随分ストレートに言うじゃんかぁー。」

目黒「あれ？でも否定しないってことは……？」

深澤「いやいやいや(笑)。由美ちゃんなんて俺の事男として見てないよ(笑)」

目黒「じゃ、男として見てたら好きって言うの？」

深澤「めめ！だから好きって決めつけんなって〜」

目黒「まあ〜いいけどさぁ。みんなモタモタしてると誰かに取られてからじゃ遅いんだよってこと。」

深澤「そういえば由美ちゃんってそういう人周りにいんのかな？そういや考えたことなかったわ〜」