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佐久間(もう、これ以上この狭い空間にいると理性失う(笑)一刻も早く外へ。中にいる方がリスク高いわ!)
佐久間「ごめん〜って!じゃ、行こ」
佐久間は再びドアを開け、外に出る。
Aもドアを開け車から降りた。
A「んー!なんか気持ちーね、外!」
背伸びをして、空を見ながらAが口にする。
日差しに照らされたAが佐久間にはキラキラして見えた。
佐久間「そのさ…ワンピースの色って、あえて?気を使ってくれてる?感じ?」
A「え?これの色?」
Aがワンピースのスカートを摘みながら、佐久間の方を見た。
佐久間「うん…ほら、俺のメンバーカラーに合わせてくれたのかなぁって。」
A「あ、髪の毛の色ってこと?」
佐久間「ん、まぁそれもそうだけど(笑) もしかして、俺のカラーって知らない?(笑)」
A「え?みんな色があるの??そういうもんなの?」
佐久間「あ、そっか(笑)テレビあんまり観ないんだもんね(笑)むしろsnowmanって誰がいるかもわかんないか(笑)」
A(あ、そうだ、初対面の時にメンバーの人達思い出そうとしてそのままで終わってたんだ…あ〜予習してくれば良かった…全然成長してない私。失礼だよね…)
Aはしょぼんと下を向いた。
佐久間「あ〜いいんだって!別にメンバーなんて誰かなんて覚えなくっていいし!」
(俺だけ、知ってくれればそれでいい!むしろ他には気を向けないで(笑))
佐久間「俺のメンカラは頭の一緒のピンクなんだ!だから、ドラッグストアから出てきたAちゃん見た時、もしかしてぇ〜なんて勝手に浮かれちゃっただけ(笑)」
A「すいませぇん…無知すぎて(笑) でもね、ピンクは好き!春っぽくて気分が上がるから! なんか大介君にピッタリだね!」
佐久間「あ、ありがとう…ございますぅ…」
帽子を更に深く被り照れ隠し。
佐久間「ほら、日が暮れる前に登ろう!」
A「うん。」
佐久間はAの歩幅に合わせてゆっくりと歩く。
佐久間「しかしさぁ、Aちゃん、ちっちゃいよね(笑)
首疲れない?俺もさ、いっつもメンバーといると見上げてるから疲れちゃうんだよね(笑)」
A「うん、疲れる(笑)逆に見下ろしてみたい(笑)。もう子供達にも抜かされてるし(笑)」
Aはそう言って自分の頭をポンポン叩く。
その手にすっーと佐久間の手が乗る。
ポンポン
佐久間はAの手の上から一緒に優しく頭をポンっと叩いた。
佐久間「俺にはちょうどいいけどね(笑)」
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作者名:FlowerDream | 作成日時:2024年3月13日 0時