Second chance at life 2 (ページ47)

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A「…え？」

目黒「ウチらなんかよりも何十倍も1人で頑張ってるでしょ？そっちの方が凄いと思うよ」

A「いや、私はただ当たり前のことをしてるだけで、そんな…」

目黒「そのさ、当たり前が1番大変なんじゃないのかな。誰でも真似できることじゃないよ。」

A「こんな改めて褒められたこと初めてなので…なんか嬉しい…です(笑)」

目黒「もっとさ、自信もって誇りに思っていいと思うけどなぁ。めっちゃカッコイイし」

A「あ、ありがとうございます。。照れます(笑)」

目黒「ははっ。Aさんは優しすぎるから人のことばっか考えちゃうんだよねきっと。そうでしょ？」

A「優しいかどうかは…あれですけど(笑)確かに人のこと気になっちゃっいますね。え？目黒さんてエスパーですか？」

目黒「はははっ。だったらいいよね〜。みんなの気持ちわかれば誰とでも上手くやれるね(笑)」

A「目黒さんって、めっちゃくちゃお若いですよね？なんか考え方とか大人」

目黒「27歳です」

A「うそ、わっかっ」

目黒「歳なんて関係ないですよ。Aさんも見た目は全然若く見えるし。実際の年齢よりもその人の内面が大事だと思うから。」

A(くぅ〜なんて若いのに立派なの〜息子もこんなふうに育ってほしい)

A「目黒さんに元気もらいました(笑)ありがとうございます」

しばらく2人でお酒を飲みながら会話を楽しんだ。

Aはふとスマホを見ようと鞄を探すが見当たらない。

A(あれ〜スマホそういえば来てから1回も見てないや。部屋の荷物と一緒に入れっぱなしかな？)

Aがガサガサ鞄を漁ってると

目黒「どうしたの？」

A「スマホ、部屋に置いてきちゃったみたい。ちょっと取ってきます！」

目黒「あ、一緒に行くよ。待って」

A「あ、大丈夫です！そこのエレベーターで15階まで上がってすぐの部屋なので！ちょっと待っててもらっていいですか？」

目黒「ほんと大丈夫？」

A「はい！大丈夫です」

Aはさすがにそこまで付き合ってもらうのは悪いと思い急いで席を立ちエレベーターへ向かう

Aはエレベーターに乗ると15階を押す

A(あーちょっと調子に乗って飲みすぎちゃったかも。お水も買おうかな)

チーン

Aがドアが開く。出ようとしたが10階だ

A「あぶなっ」

1歩エレベーターから足を出した瞬間見覚えのある顔と目が合った。

A「え」

高田が下に降りるエレベーターを待っていた。