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A「目黒さんって、確か20代とかだよね?なんかすごく落ち着いてて紳士だね」
由美「やっぱりカッコイイと何でもできちゃうのかね(笑)」
A「見た目と中身は違うでしょ!でも完璧な人だね。」
由美「顔がカッコよすぎるよ(笑)」
A「完全に由美の好みの話じゃん(笑)」
由美「あ!ねぇ。目黒さんが呼んでる。行こう!」
目黒が案内してくれた席に2人は座った。
目黒「じゃ、また後でね。ゆっくり食べてね」
A「ありがとうございます!」
由美
由美「ね!今日泊まりだしせっかくだからお酒飲んじゃおうよ!私取ってくるから!」
A「あ、確かに!こんな時しか飲めないもんね!私ワインでいいよ」
由美がワインの入ったグラスを2つもらってきた。
由美A「じゃ、お疲れ様。カンパーイ」
由美「やーん!何このお肉!めっちゃ柔らくてジューシー!もう今日でめっちゃ太りそう(笑)」
A「(笑)食べ放題はやばいね(笑)」
由美「私また何かとってくるわ!」
A「はやっ。もう食べたの?(笑)はいはい、いってらっしゃい」
Aが外の景色を眺めながらワインを飲んでいると。
「Aちゃん。久しぶりだね。まさかこんなとこで見かけるとは、運命じゃない?」
A「…え?」
Aが恐る恐るその声がする方を見ると
高田がシャンパン片手に立っていた。すでに何杯かお酒を飲んでいるようで顔が赤くなっていた。
A(え?…やだ…なんで? あ、そうかそもそも設楽さんの誕生日会なんだから居て当たり前。私が居る方が不自然だ。)
高田「ねぇ。今日はお酒飲んでるってことは泊まりってことだよね?」
そういって高田は由美の席にドカッと座った。
A「…いえ。別にそういう訳じゃないです」
高田「なんなら、この後俺と飲み行かない?この前は邪魔が入っちゃったからさ〜俺さ〜Aちゃんタイプなんだよねー彼氏とかいないでしょ?」
高田はズカズカとAに踏み込んでくる。
A(最悪…あ〜由美どこいっちゃったのよぉ。早く戻ってきてよ)
高田「ね!スマホかしてよ。今のうちにLINE交換しよ」
高田がまた強引にAちゃんの鞄を指さし、貸してと手で表示する。
A「…ごめんな…さ」
「すみません、そこ僕の席なんですけど?何か用ですか?」
Aがパッと顔を上げると目黒が真剣な顔で高田を見ている。
高田「え?目黒蓮さ…ん?」
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作者名:FlowerDream | 作成日時:2024年3月13日 0時