Second chance at life 2 (ページ32)

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会場の扉を開けると

数百人入れるほどの広い部屋にテーブルがいくつも置かれ、食べきれないほどの料理が並んでいた。

由美「わぁーやっば！ハリーポッター？(笑)」

A「すごっ。人も多すぎて誰が誰だかわからないね」

スタスタスタ…

Aに近づく人影が見えた。

「おつかれ！Aちゃん！」

Aはその声で誰だかすぐ分かった。

Aは振り返りながら「大介君！」

そこには満面の笑みをした佐久間がグレーのスーツ姿で立っていた。

A(わっ…何かいつもと雰囲気が違う…)

少しの間佐久間にみとれるA

佐久間「？Aちゃん？どした？」

A「…！あ、え？っとーいつもと雰囲気違うなって(笑)」

佐久間「…あ、ははっ！さすがにジーパンって訳にはね(笑)」

A「だ、だよね？(笑)」

A(やばっ…私何言ってんだぁ。大人っぽくって緊張しちゃったよ)

佐久間「…Aちゃんこそ、また大人っぽいドレスみたいなさ…(照)しかもピンクも入って…」

A「え？あ？あ、あたし？…これは結婚式とかで着てたやつだから…へ、変かな？…」

佐久間「ううん…スーツとも違うし、この前のワンピースともまた違うし、これも…似合ってる…めっちゃ…」

佐久間は照れくさそうに頭をポリポリ掻きながら下を向く。

A「あ、えと…ありが…と(照)」

由美「ちょーっと！そこのお二人さん！イチャイチャは向こうでお願いします(笑)」

2人がモジモジ照れてるやり取りをみて見るに見兼ねた由美が割って入る。

A「ちょっちょっと！もう由美何言ってんの！違うから！！」

佐久間(あーやべぇーー！色っぽすぎて直視できねぇ〜、てか危険すぎね？こんなんじゃ男寄ってき放題じゃん！あーもうみんな見るなー！近寄るなぁ〜！あー1人にできねーぜってぇーできねぇーー)

由美「佐・久・間・君(笑)今思ってること代弁してあげようか？(笑)」

佐久間「…ぬぁ？？や、いや！だ、大丈夫っす！」

由美「ほんと、わっかりやすいね(笑)じゃ、Aの事ちゃーんと見張っててね♡」

佐久間「…由美ちゃんには見透かされてんな完全に(笑)」

由美「いっとくけど、誰よりもAの事知ってるんだからね！あ、た、し！」

佐久間「…ははっ。敵いません(笑)」

由美「…だからこそ、私は佐久間君に頑張って欲しいって本気で思ってるから」

佐久間「え？」

由美「ってことで、Aの事よろしく」