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たった一日で、2人の距離はぐっと縮まった。
佐久間「Aちゃんの家ってどの辺？」
A「あのドラッグストアから歩いて15分位かな？」
佐久間「ん！じゃ、家の近くに何か目印になるお店とかある？」
A「え？あーTSUTAYAかなぁ。」
A(まさか、送ってくれようとしてる？)
A「大丈夫だよ、駅で降ろしてもらえれば！朝のドラッグストアでもいいし！車停めやすい所で」
佐久間「後ろの荷物持って歩くの？(笑)」
A「あ…」
Aは後ろのお菓子いっぱいの紙袋を覗く。
A「でも、意外と軽そうだし！(笑)大丈夫だよ。高速とは逆方向だからうち。」
佐久間「車だもん、そんな変わんないよ〜！それより道案内して〜」
佐久間は鼻歌を歌いながら、Aの意見を聞き入れる気はまったくないようだ。
A「…じゃ、すみません…そこを右で」
Aは申し訳なさそうに指示を出す。
佐久間「おっけーい！」
A(何から何まで…ほんとならご飯でもご馳走するべきなんだろうけど、じゃそこのファミレスで〜って訳にもいかないしなぁ。)
そして、Aの家の近くのTSUTAYAの駐車場に到着。
駐車場は広く、視覚になる箇所があるため今の2人には最適の場所。
佐久間「最初からここに迎えにくれば良かったかも〜。ここなら人目につかなそうだし(笑)。そしたらAちゃん歩かなくてすんだのにね。ごめんね、気が利かなくて(笑)」
佐久間は肩を上げて申し訳なさそうに言う。
A「全然だよ！久しぶりに駅まで歩いて、何か気持ちよかったし。リフレッシュできたんだ」
佐久間「体調悪いのにぃ？(笑)」
A(あ…そうだった。調子悪かったんだ私(笑))
A「自分でもすっかり忘れてたくらいだから！大丈夫(笑)」
佐久間「…じゃさ〜次はここにしよ」
A「え？」
佐久間「待ち合わせ！」
佐久間(よし！この流れで次の約束を！)
A「…えと、あ、は……い。うん。」
佐久間「ぶはははっ！」
佐久間は手を叩いて笑う。
A「え？！何？私なんかまたおかしなこと言った？」
佐久間「…はははっ！ううん、言ってないけどさぁ〜なんかしどろもどろになってるから、思わず(笑)」
佐久間はそう言って、またケラケラ笑う。
佐久間「Aちゃん、ほんと面白い！」
A「もぉ〜！年上からかい過ぎ！！」
Aはまた頬っぺを膨らませて佐久間を睨む
佐久間「ごめん！ごめんーあー楽しかった！」
(もう全てが可愛い〜)
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作者名：FlowerDream | 作成日時：2024年3月13日 0時
