Second chance at life (ページ9)

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由美「Aなんてさ、ドクターから研修医、患者から、もう言い出したらキリがないくらいまじでモテモテなのに、本人まったく気付かないわ、興味ないわ(笑)で！」

A「由美！ちょっと！もう、私の話はいいってばー！！」

上司「いやぁ、ほんと勿体ないと思うけどな(笑)。俺は既婚者だからまったく無いけど(笑)」

設楽「逆に怪しくないっすかぁ〜(笑)」

渡辺「確かに…下の名前で呼んでるし」

上司「それは皆がそうだからさぁ。参っちゃうな(笑)」

佐久間(…何か、Aちゃんって…今まで出会った事ないタイプだなぁ。この人柄から自然と出る笑顔、見ちゃうんだよな。俺ずっと好きな人とか出来なかったし、推しと嫁がいるからそれだけで満足してたけど、なんだろうこの胸のザワザワ…)

Aを無意識にぼっーと見つめながら、佐久間はそんな感情を胸に抱いていた。

深澤(…おい、おい、佐久間…今までにない表情でAちゃんに見とれちゃってるじゃないかよ。まさかとは思うけど…)

深澤「おい！佐久間！！」

深澤が佐久間の脇腹を突く。

佐久間「うにぁ！！わ！なんだよふっか！いきなりびっくりするじゃんか！」

深澤「お前…見すぎ(笑)」

幸い他のみんなは、由美が自慢げに話すAに好意を持ってよってくる男に対しての塩対応の話で盛り上がっていて、佐久間と深澤のやり取りに気付かなかった。

佐久間「え？？何がよ！」

深澤がチラチラこっちを気にしてる視線に気付き、目を向けると渡辺と目が合った。

深澤(え？まさか、お前も？？いや、さすがにないない！ははっ。)

深澤(やめてくれよぉ、こんなんでゴタゴタしたくねーぞー。俺は絶対そこに入らんぞ！Aちゃんは確かに誰もが惚れても不思議じゃない人柄とビジュアル。でも何気に由美ちゃんみたいに、サバサバしてて思ったことすぐ口に出ちゃうとことか、好きだな〜。って、俺もすっかり夢の世界に片足突っ込んじゃってるじゃないか！おい！俺！)

深澤「なぁ、佐久間。もしかしてさ…Aちゃ…」

佐久間「え？？何？俺の心読んだの？まじこえー(笑)」

深澤(いやいや、そうじゃなくてよ！見すぎなのよ！あー完全に黒だわ。まあ、佐久間に好きな人が出来るなんてここ何年見てない？だいたいメンバーの恋愛事情は言わなくても何となく皆把握している(笑)そんな佐久間に気になる人が出来たことは奇跡的なことだ。)

深澤は今後の展開に不安を感じずにはいられなかった。