Second chance at life (ページ46)

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由美は仕事が終わり急いで学童に迎えに行き家に帰る。
ご飯とお風呂を済ませ、娘を寝かしつける。
自分の事のように深澤にAと佐久間の事を相談しなくてはという使命に燃えていた。

由美は娘が寝た事を確認し、布団の横でうつ伏せで肘を立てながらスマホを開く
深澤のアイコンをタップし

由美【こんばんは。お疲れ様！ Aが佐久間さんの誘いを断ったらしい。何か聞いてる？私が何言ってもだめでした。やっぱり迷惑かかるからって、もう会わないって。どうしたらいいかなぁ】

深澤side〜

深澤はベッドで横になりながら、公式インスタのコメントを流し読みしていた。

ブブッ

深澤(ん？由美ちゃん？)

深澤はLINEを開く

(…やっぱりな、そうなるよな。Aちゃんなんてさ、人の事しかもはや考えてない感じなのに、アイドルと〜なんてすんなり受け入れるわけないよな)

深澤【こんばんは！お疲れ様〜！今日は佐久間とは現場違くて会ってないんだよ。そっか、佐久間誘ってたんだ〜。明日仕事一緒だから、様子伺ってみるね。てかさ、由美ちゃんって、Aちゃんと同じくらい人の事が優先なんだね(笑)だから似たもの同士で気が合うんだね！】

由美(そっか…会ってないんじゃわからないよなぁ。なんでかAの事は自分の事以上にムキになっちゃうんだよね(笑)私が彼氏なら完璧なんだけどな(笑))

由美【そっか、いつでも一緒ってわけじゃないもんね(笑)もうさ、こうと決めたらなかなか譲らないからさAって(笑)。もう深澤さんの手を借りないと無理だと思って(笑) また分かったら教えてね！おやすみなさーい！】

深澤(え？もう、寝るの？てか、Aちゃんの話だけで終わり？(笑) 一生懸命で面白いな。まあ、いいか！俺はのんびりタイプなので)

深澤【了解よ〜！は〜い！おやすみなさーい】

佐久間side〜

自宅に着くと、ツナとシャチがお出迎えをしてくれる

佐久間「ただいまぁ〜！お腹空いたよねぇ～待っててね～」

ニャーニャー

佐久間はふにゃっとした顔でツナとシャチを撫でる。

佐久間「癒される〜」

佐久間は目黒の言葉を思い出しながら、2匹のご飯の準備をする。

(…今の素直な気持ちかぁ。って、なんて伝えりゃいーんだよ？好きかもしれないですー気になるんですーって？言えん！そんなの、恥ずかしすぎる)

ソファに寝っ転がり、スマホを手にする。

Aのアイコンを開き、しばらく眺めていた。