Second chance at life (ページ45)

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A「…はい。会うのは控えた方が…って送りました」

由美(あーぁ、これ佐久間さん、絶対落ち込んでるよ。お土産口実でAに会いたいのみえみえだし。ほんと、この子は、男への配慮ができて無さすぎ！)

A「そもそも、男の人とどーとか私には縁のないことだし。これ以上深入りするのはやっぱり怖いし。ましてや芸能人と関わるとか、ありえないよ！これでいーんだよ！」

由美はこれ以上Aに言ってもムダだと思い、後で深澤に相談することにした。

佐久間side〜

佐久間はカフェオレを買った自販機の前の椅子にボーッと座っていた。

「佐久間くん」

顔を上げると。目黒がニコッと笑って立っていた。

目黒が佐久間の隣に腰かける。

目黒「佐久間くんさ…昨日言ってたAさんに何か言われた？」

佐久間「…蓮。エスパー？お前？(笑)怖いんだけど、マジで(笑)」

佐久間が笑う。

目黒は真剣な顔をして「佐久間くんがさ、こんな風に感情不安定の時なんてデビューの時くらいじゃん。いつも太陽みたいな人なのに。だからさ、俺の感だけど自分が思ってる以上にその人の事好きになっちゃってるんじゃないのかな？」

佐久間「…。よっくわっかんねーんだよなぁ〜正直。ほんとにずっと好きな人とかいなかったし、別に欲しいとも思わなかったから。突然Aちゃんが目の前に現れて、感情揺さぶられまくってて、わけわかんねぇ〜(笑)」

目黒「ちゃんとさ、佐久間くんの気持ち伝えた方がいいと思うよ。今の素直な気持ち。きっとAさんだって、佐久間くんの事よく分かってないのに不安ってのもあるんじゃない？ましてや、俺らこういう仕事してるわけだしさ。やっぱり思ってることって口にしないと伝わらないから。」

佐久間「蓮…お前って…実はいくつ？歳サバ読んでねぇ？(笑)」

佐久間(蓮の言う通りだな。俺、焦りすぎてたかも。Aちゃんの話聞くって言うより、一方的にLINEして、話進めてた…)

目黒「(笑)まあさ、素直な所は佐久間くんのいい所なんだからさ、その素直な気持ちを伝えるだけでいーと思うよ。なんなら一緒に会いにいく？(笑)」

佐久間「それはいい(笑) これ以上ライバル増やしたくない(笑)」

目黒「ん？…てことは、あーしょっぴー？？」

佐久間「絶対言うなよ！翔太に！！別に聞いたわけじゃないけどさ、何となくね、見ててさ。思っただけ」

目黒「Aちゃんモテモテじゃん。佐久間くん、早くしないと誰かに取られちゃうよ(笑)」