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鋭い目黒は佐久間の異変にすぐに気づいた。
向井「え？さっくん、何かあったん？悩みなら聞くでぇ〜」
向井も心配そうに佐久間を見る。
佐久間「うんにゃ？！ なーんもないよ！ 昨日さ遅くまでアニメ観てたら寝不足で頭働いてないだけぇー(笑) 目覚ましにカフェオレ買ってくるわ！」
向井「なーんだ(笑) さっくんは相変わらずアニメ大好きやなぁ〜」
目黒(佐久間くん、誤魔化し下手くそすぎ(笑)これは、例のAさん絡みだな。)
探偵のように目黒は頷いた。
Aside〜
Aは職場のタイムカードを切り、更衣室で着替えていると、後ろからいつもの元気な声で「おっはよー」と背中を叩かれる。
A「おはよぅ、」
由美「ん？心做しかテンション低くない？」
A「そぉ？(笑)」
A(なんで由美って、おはよの一言で私の心を読み取れるんだろうか(笑)さすが、長年のツレ(笑))
由美「さては、またあれだな…？」
A「ごめん、由美。相談する前に言っちゃった(笑)」
由美「は？何を？ え？断ったの？？！」
A「声がでかいってー！！」
周りのスタッフがどうしたの？と言わんばかりの顔で見てくる。
A「みんな、何でもないから、気にしないで(笑)子供の話(笑)」
Aは適当に誤魔化した。
由美はそんなのお構い無しに「嘘でしょ？あーもう、相談してっていったのにぃ。とりあえず昼休み顔貸しな！」
A「てか、いつもお昼一緒じゃん(笑)」
(同僚)「今日はお昼、食堂なし！売店で買って車で食べるよ！いい、わかった！」
由美は腕を組み、絵に書いたようにプンプンしている。
A「はい、はい〜」
由美「はいは、1回でよろしい」
A「こっわっ(笑)」
お昼になると、由美はAの腕を掴み、早足で売店へ連れていく。
A「わぁ〜！由美、そんなに急いでも何も変わらないってぇ〜」
由美「いーから、早く！車で全て聞かせてもらうからね！」
由美は早く早くと車へ乗り込む。
バタン。
車内に入った途端。
由美「A！佐久間くんに何って言ったの？」
A「…何かお土産？お裾分けか…あるから、会えないかって…。最初は、はいって返してたんだけど…やっぱりさ、向こうはアイドルっていう職業を背負ってる訳じゃん。もし、私なんかと会ったりして写真とか変な記事とか出たりとかさ…そんなの考えちゃったら断るしかなくない？！」
由美「で、断ったの？」
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作者名：FlowerDream | 作成日時：2024年2月25日 21時
