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A(普通にLINEしてるけど…私ってすごい人達と連絡取ってるってことだよね?簡単に「はい」なんて答えちゃったけど…個人的に会う?ないないっ!やっぱりおかしいでしょ…ダメダメ!)
テレビで観たパフォーマンスの姿がまだ脳裏に残ってる。
(あんなキラキラしたアイドルがこんな庶民と関わったりしたら、迷惑かけちゃう。深入りするまえに…)
Aはもう会うのはやめよう…と、心で呟いた。
A(とは言え、本当に佐久間さんから連絡来るかもわかんないし。)
A「やばっ!もうこんな時間!早く寝なくちゃ。」
Aはベッドに向かった。
翌朝〜
いつもの様にまた忙しい一日のスタート。
いつものお昼休憩は、由美と病院の食堂へ向かう。
由美「ねぇ、相変わらず連絡きてるの?」
由美がニヤニヤしながらコソコソと耳元で話かけてくる。
A「ん〜まぁ。ちなみにもう一人の人からも心配のLINEがきたよ。」
由美「え?ふっ…」
由美は危うくまた名前を口にする寸前で止めた。
A「違う…もう一人。」
由美「あ、わ の方ね(笑)。ふぅ〜ん。」
由美は意味深な目でAを見つめてくる。
A「言っとくけど、あの事心配してくれてるだけで何もないからね!!てか…」
由美「何?」
A「もうさ、あんまり関わらない方がいいと思うんだよね。立場が違いすぎるし、迷惑かかっちゃうし。」
由美「え?何か言ったの?」
A「ううん、特には。今後ね、もうあれしようかなって…」
由美「えー!なんでよ!Aの方から連絡取ってる訳じゃないんだしさ、むしろ向こうからでしょ?その辺はちゃんとわきまえてるでしょうよ!しかも、何ていうの?もうあなたとは連絡取りません!って? 」
A「いや…そんな言い方はしないけどさぁ。」
由美「もし何かあったら私に言って!勝手にお断りとかしちゃダメだって!ほら、せっかく専務と上司が誘ってくれた席で知り合ったわけだし!専務の顔も立てないと!」
由美はむりやり上司に失礼だよとこじつける。
A「はぁ…、わかったよ。」
A(なんで由美がそんなに必死になってるんだ?実はミーハーだったとか?そもそもアイドルとどうこうとか夢の世界の話だからね!)
Aは腑に落ちないまま、その話題は終わった。
A「お先に失礼しますー!」
スタッフ「お疲れ様でしたぁ!」
いつもの様に急いで買い物をし自宅へ向かう。
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作者名:FlowerDream | 作成日時:2024年2月25日 21時