㊲ ページ37
佐久間【忙しいのに返信ありがとね!!仕事頑張って!俺も今ロケ移動中〜!またLINEするね!忙しい時は全然返信とか気にしなくていいからね!じゃぁね〜!!】
よし!送信完了!
目黒「佐久間くん、いい顔してるね(笑)」
佐久間「(笑)また出てた?」
目黒「うん(笑)」
そんなやり取りをしているうちにあっという間に現場に到着した。
Aside〜
A「はぁ〜やっとお昼〜!今日は患者の家族からの連絡と緊急が立て続いたね。」
由美「ほんっと〜月曜から電話なりっぱだと、本当疲れるねー気持ちと体はもう金曜日だよ!来週の月末が地獄だわ〜」
A「来週やばいね〜今月新規多かったしね〜締め作業また残業になるかなぁ〜」
両手を上にあげ、伸びをしながら食堂へ向かう。
Aと由美の職場は大きな総合病院に隣接した訪問診療専門の部署。お昼はその総合病院の食堂へと足を運ぶ。ワンコインでお釣りがくる懐に温かいランチ
由美「ね!A!あれからLINEしてんの??(笑)」
席に着いた途端、由美は待ってましたとばかりに話を振ってきた。
A「あ、うん。まあ、ボチボチ…」
由美「(笑)何、そのボチボチって… 向こうから連絡来てるんでしょ?」
由美はまるで少女漫画の主人公のように目をキラキラさせ、Aに言い寄る。
A「まぁ…。でも、土曜日ちゃんと帰れたとかそんな気遣いのLINEのやり取りだけだよ(笑)由美が期待してるようなのとは、残念ながら違います(笑)」
由美「そんなのさぁ、口実に決まってんじゃん!ほんっとそーゆーの疎いよねぇAって!だからいつも寄ってきたチャンスを逃すんだよ!」
A「別に、求めてないしチャンスとか…。本当普通に心配してくれてるだけだよ。優しいんだよ。」
由美「ふぅ〜ん。まあ、時間をかけてみるのもAに合ってて良いかもね」
由美は鼻歌なんか歌いながら、食事に箸を進めた。
A「もう、いいってば私の話は!逆に由美はどーなの?何もないの?」
由美「あたし?逆に誰とよ?(笑)」
A「ふ、」
思わず深澤という名前を口にしそうになり、止めた。
何時どこで誰が聞いているかわからないので、くれぐれも発言には注意をはらう。
由美「?」
由美はニヤッと笑った。
A「まあ、いいや!またLINEで!!」
由美「はいはい!っ(笑)」
午後の就業が始まり、また忙しい時間が戻ってきた。
15人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:FlowerDream | 作成日時:2024年2月25日 21時