Second chance at life (ページ36)

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ブブッ

スマホのバイブ音が鳴る。

佐久間は慌てて、手にしていたLINEを開く。

佐久間の顔が一気に笑顔になる。

A【おはようございます！返信遅くなりました。朝からバタバタで(笑)今職場についてこれから仕事です。
土曜日は寄り道から無事に家に帰れました(笑)こちらこそ素敵な時間をありがとうございました！
皆さんにもよろしくお伝えくださいね！では。仕事行ってきます！】

そこには丁寧な文章と返信が遅れてしまった経緯もきちんと記されていた。

佐久間(めっちゃ、丁寧(笑)だよなーやっぱり朝忙しいもん。俺は1人だから身軽だけどさ。何か慌てさせちゃったかな。でも、良かった！嫌われたわけじゃなさそうで)

佐久間はホッとした顔つきで、何度もその返信を読み返していた。

深澤「あ…噂をすれば…？きたな？返信！」

佐久間「え？何？」

深澤「ほんっとさーわっかりやすいよな〜佐久間って(笑)」

深澤さんはケラケラ笑う。

目黒「ふぅ〜ん。佐久間くんをそこまで魅了させる人ってどんな人なんだろう(笑)見てみたいな〜。もうさ、佐久間くんから幸せが溢れてる(笑)」

佐久間「え？俺、そんな顔に出てる？自分じゃ普通にしてんだけどぉ？」

深澤「だーかーらー、佐久間は一つ一つが分かりやすいんだってばっ！！ぜってぇ〜なべだって、気付いてると思うよ？」

目黒「え？しょっぴーも一緒だったの？」

深澤「たまたまさ、3人で一昨日仕事だったんだよ(笑)その流れで行った感じ。」

目黒「そーなんだぁ。いーな、俺も行きたかったなぁ。」

佐久間「蓮もAちゃんに会ったら、カッコイイな〜素敵だな〜って思うよ！絶対！」

深澤「もう完全に推しじゃん(笑)」

目黒「でもさ、LINE交換して今もやり取りしてるってことは、また会う可能性あるよね？」

佐久間「まあ、そーなったらいいなとは思うけど。ど〜かなぁ」

目黒「え？絶対いけるでしょ。そもそも二度と会いたく人とさLINEなんて交換しないでしょ？普通。」

深澤「めめ、言い方よ〜。」

佐久間「確かに…二度と会いたくないやつにLINEなんて教えないよな。普通」

完全に目黒に支配されている佐久間。

深澤「いや、社交辞令ってのもあるからね！」

佐久間「ああ…まあ、確かに。設楽さんの声掛けがあってだもんなぁ。」

目黒「まあ、悪い方に考えないって！佐久間くん！」

佐久間さんの方をポンと叩く。

佐久間「あ！返信忘れてた！」

深澤「どんだけレスポする気だよ！」