Second chance at life (ページ35)

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今日は目的地までマネージャーの車で移動。

佐久間の横に深澤が座る。
1つ空けた席に目黒が座った。

深澤「佐久間っ、さっきの続き〜！で、どーなのよ」

佐久間「…あの後少しLINEやり取りしてぇ…今日朝送ったんだけど、既読スルー(笑)忙しいだよね、うん、絶対！」

深澤「ふぅ〜ん。既読スルーされたから朝から元気ないって訳か(笑)」

深澤はまたもニヤニヤしながら、佐久間を腕を突く。

佐久間「既読スルー強調すんなよぉ！Aちゃんは気遣い屋さんだから、朝は忙しいし仕事もあるし、返信する暇ないんだって！」

深澤「はいはい〜。そう言い聞かせてるのかなぁ？(笑)」

目黒「ねっ！Aちゃん？って誰？」

佐久間と深澤がわちゃわちゃしてる横から、しっかりと話を聞いていた目黒が会話に入ってきた。

深澤「えっとね〜佐久間の… っっ！！」

佐久間は慌てて、深澤の口を塞ぐ。

佐久間「ふっか！だからまだそんなんじゃ…」

目黒「えーなになに？気になるじゃん！佐久間くんの知り合い？」

深澤「一昨日、俺も佐久間も初めて会った人(笑)」

目黒「へー？仕事関係の人？」

佐久間「ううん、全然仕事とは関係ないよ！」

深澤「たまたま設楽さんに呼ばれて行った会食の席で知り合った？んー設楽さんの知り合いの職場の人？」

目黒「何かよくわかんない(笑)
で、その人がどーかしたの？」

目黒さんは興味津々に2人の方を見ながら前のめりなる。

佐久間「まぁ、仲良くなって〜LINE交換してぇ〜連絡取ってる〜って話(笑)」

深澤「あ、何か適当に収めたな(笑)」

佐久間「もぉ〜、別になんも無いしー、返事だってきてないんだよ？」

佐久間さんは時折スマホの画面を確認している。

深澤「でも、めっちゃ気になってるじゃん(笑)」

目黒「わかった！初めて会った人に佐久間くんが恋に落ちちゃったって話しか！」

目黒さんはこういうのに鋭い感を持っている。
少し得意気な顔をする。

深澤「さすが、めめ！そ〜なのよ！もう見てるこっちがしんどいわ(笑)」

目黒「そうなんだ〜。でもさ、佐久間くんって今までそういう話聞かないからさ、よっぽど魅力的な人なんだろうね。」

深澤「それがさぁ…」

深澤は目黒の耳元でコソコソ話し出した。

深澤「…実は、バツイチ子持ちで年齢も俺らの7つ上なのよ」

目黒「うわぁ…佐久間くん、いきなりハードル上げたね」

佐久間は口を尖らせ、横目で深澤を睨む。