Second chance at life (ページ28)

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由美「何かまだ信じられない(笑)とりあえず電車乗ったらLINEで話そ！」

A「だね」

お店にはもう1台のタクシーが到着していた。

深澤「設楽さん、今日もありがとうございました！ご馳走様です。」

佐久間「いやぁ、めっちゃ楽しかったです！またぜひご一緒させて下さい！ありがとうございました！」

渡辺「設楽さん、ご馳走様でした！またぜひお願いします！」

設楽「こちらこそ〜いつも急な誘いで申し訳ないね！またご飯行こうね。気を付けてね」

3人は深くお辞儀をし、お店を後にする。

深澤「とりあえず、LINEで！」

基本、一般タクシーの乗車中はメンバー同士と言えど、LINEで会話をする。いつどこで情報が漏洩するか分からない。

タクシーに乗り込んだ瞬間。行く先を告げ、3人はスマホを手にする。

深澤【とりあえず、由美ちゃん入れた新しいグループ作って、そこから由美ちゃんにLINEするから】

佐久間【オッケー！よろしく！】

渡辺【ね、ちょっとまった！さっきのさどういうことよ？Aちゃん、後で！とか。何かあったの？】

佐久間【その事なんだけど！一応さ、今後もし何かあったら嫌だから共有しておく。実は…設楽さんの後輩の高田さんがAちゃんがトイレ行く時後付けてって、無理やり連絡先交換要求してたんだよ！】

渡辺【はぁ？なんだよそれ？】

深澤【うそ、いつ？】

佐久間【俺が行った時はさ、腕掴まれて壁に押し付けられてて身動き取れない感じでやばかったんだよ】

渡辺【で、どうしたの？】

佐久間【何とか追い払っらったんだけど、あの感じじゃまだ諦めてない雰囲気でさ。まあ、会うことないとは思うけどさーわかんないじゃんかー？】

深澤【最低だな。で、Aちゃんは大丈夫だったの？】

佐久間【うん。無理して笑顔作ってたけど…だからさ、めっちゃ腹立ってきてさ！】

渡辺【最悪、まじでムカつく】

深澤【全然気付かなかったよ】

佐久間【Aちゃん、その場の空気悪くしちゃいけないって、設楽さんに言おうかって言ったけど、言わないでって。大丈夫って。絶対怖かっただろうし、トラウマにならなきゃいいなって思っちゃってさ】

深澤【だから、あの場であえてAちゃんのLINEは聞かなかったってことか】

渡辺【確かに、それ見て高田のヤロー、何するかわかんないしな】

佐久間【高田さんのことはよく知らないからさ、何かあってからじゃ取り返しつかないしさ〜ずっと警戒してたわけよ】