㉒ ページ22
高田「あ、、ちょっとトイレ!」
高田は設楽に話しかけてるAを見てその行動を目で追いながら、トイレに行ったのだと分かった。
高田はAが出て行った扉に向かって、追いかけるように部屋から出ていった。
佐久間(え?まさか高田さんって人、Aちゃんの事追いかけってた?何か嫌な予感がする。あー、もうっ!早く歌終われ〜。こーゆー時に限って翔太もふっかも気付いてないのかよ)
深澤は由美と何だか楽しそうにお喋りをしている。
渡辺は設楽から、歌について熱く褒められていて、周りに気付いていない。
佐久間は半分上の空で、歌いながら曲が終わるのをひたすら待った。
A(しかし…遠いなぁ。大型ショッピングモール?ってくらい遠い(笑)。いったいここはどんな仕組みになってるんだろか…)
A「あ、あった!」
Aはやっとトイレにたどり着き、女性用へ入っていった。
A(人気がないから、慣れないとちょっと怖いなぁ…)
高田(えっと…トイレどこだっけか、前に来た時に確か…)
高田「あ!あった。まだAさん入って出てきてないもんな」
高田(よし、この辺りで待ってれば、ちょうど出てきたところで偶然を装ってサラッとLINE交換!バッチリ俺〜。自慢じゃないけど、まあまあ芸人の中ではイケてる方だから、結構女性の連絡先交換はほぼ100%)
Aが女性用トイレから出てきた…
Aが高田に気付き、ニコッと笑って軽く会釈をする。
A(あ、高田さん?かぁ。いきなり人がいるからびっくりした。)
Aが高田さんの横を通り過ぎようとすると…
高田「あ、あの!えっとAさん?」
A「あ、は、はい。」
Aが目を真ん丸くして高田を見た。
高田(ヤバっ…近くで見たら尚更可愛い。これは絶対物にしたい)
高田「あの、Aさんて芸能関係の方ですか?こらからデビューされるとか?」
A「(笑)いえ、まさか!ただの一般庶民です(笑)」
高田「あんなに歌上手いのに?うっそだ〜信じられない。」
これでもないかってくらいの笑顔で見つめる高田さん。
何の同様もせずAは、苦笑いをしている。
高田(あれ、俺の100万ドルの笑顔に何とも感じてない??)
高田「ねぇ、Aちゃんさぁ、彼氏とかいんの?LINE交換しない?」
高田さんはいきなり馴れ馴れしく話しかけてきた。
A(…え?!何この人。いきなり人が変わったみたいに馴れ馴れしいな(怖))
A「…」
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作者名:FlowerDream | 作成日時:2024年2月25日 21時