【wrwrd】時の巫女 (ページ9)

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8.黒の考えページ9

［gr視点］
先程から、トン氏の様子がおかしい。
いきなり立ち止まったり、小さく話し声が聞こえたり。
その中には、女の声が聞こえる。
ちらりと後ろを見れば、宙に浮く青い袴の女がいた。
周りの生徒には見えていないようだ。
俺は小さい頃から、人間ではない者が見えていた。
この女も、その一部なのだろう。
でも、何故トン氏と……?
………この女の声を聞いたら、懐かしいと感じるのは何故だ?

tn「…グルさん、大丈夫か?」
gr「……あぁ、大丈夫だ。」

いつの間にか、横にトン氏がいた。少し、考えすぎたか。
後で、あの女に直接聞こう。

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今は昼休み、トン氏とあの女は離れているらしい。
今聞いてみようと思い、女の袖を引っ張って、近くの空き教室に入る。

『わっ…!な、なに!?』
gr「貴方は誰なんだ?トン氏になにか用があるのか。」
『…やっぱり、君には見えていたんだね。』
gr「あぁ、人間ではない者も見えるようなのでな。」

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遅くなってすみません!!!