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19.巫女の本音（シリアス） ページ20
［結視点］
『はぁ………。』
お風呂の中で、大きなため息をつく。
『私、何でもう一度、トントン君に会ってしまったんだろう…。』
トントン君に聞こえないように、小さな声で呟く。
『私、選択肢を間違えたみたい……。こんなことになったのは……トントン君が苦しんでるのは、私のせいだ……。ごめんね、私が………あの時、一緒に居てって、言っていれば…………。』
『変わったのは、トントン君だけじゃない……私もだ。昔は、こんなに泣き虫でも、ネガティブでもなかった。私も、人のこと…言えないな………。』
『………いつまでも、ネガティブでいたらダメだよね。ポジティブにしないと!!』
自分自身を騙す。
『そうしないと、私は、生きていけない……から。』
本当は、あの頃に戻りたい。
『いつか、元の自分を、取り戻せるように……。』
そう言って、お風呂を上がった。
20.巫女は爆睡中（ピンクかも?）→←18.赤の家と巫女（ピンク）
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年2月2日 21時
