4th ページ4
いつか、終わりはくる
分かっていたこと
でも目の当たりにすると、想像を絶する消失感が襲ってくる
何故どうして何がいけなかったの、自分を攻め続ける
丈くんとの楽しかった出来事しか頭をよぎらない
「食欲なくなってしもうた
先に帰らせてもらうな
大ちゃんは好きなもん食べて帰りや
支払いは済ましておくから」
「あほ！
今はっすん一人で帰らせないでしょ。
はっすんパブリックイメージと違って繊細やん。
一人になって色々考えすぎて、ろくに食べたり寝たり出来ないでボロボロで仕事に来る気なん？
今日から、うちに泊まってもらうからな！
ご飯ははっすんが作って、掃除もよろしく！
はっすんに拒否権はありませーん」
「大ちゃん・・」
「さぁ！そうと決まればタクシー代勿体無いから、正門呼び出して送ってもらおう！」
本当に大ちゃんは痛いとこに手が届く。
確かに今、丈くんの思い出がつまってる自分の家に帰ったら、食べれず寝れずで仕事にも支障をきたし大人としてあるまじき事だ。
大ちゃんの優しさに、また涙がこぼれた。
「ふら、はっすん！
お泊りの買い物するで」
コンビニで必要な物を買い物して、本当に車で迎えに来てくれた正門に送ってもらい、大ちゃんの家へと向かった。
いくつになっても、大切なものを失うは辛い。
大好きな人を失うのは生きる価値すら分からなくなる
でも、大ちゃんが側にいてくれて、自暴自棄にならずにすんだ。
「ありがとう」
「何が？」
「何でもない」
「ちゃんと話して、先に進めるようにせんとあかんよ。」
「・・・」
俺と丈くんの関係は終わったに間違いはない。
話し合う必要があるのか・・
傷つきたくないという思いが強い・・・
俺は心の闇の中を彷徨い歩き出した。
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ぐりーん(プロフ) - やまびこさん» やまびこさま、読んでいただきコメントまでもらって嬉しいです(*´꒳`*)ありがとうございます♪ (2022年2月11日 21時) (
レス) id: dd92543ad8 (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ - とってもよかったです (2022年2月11日 14時) (レス) @page13 id: 23a3c657d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐりーん | 作成日時：2022年2月7日 11時
