第三十八話 ー作戦ー ページ7
ー注意ー
立花先輩がキャラ崩壊をしかけています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー立花目線ー
「鍛錬って・・・、具体的には一体何をするんだい?」
伊作の問に文次郎が私に向かって目配せをする。
私が答えろ、という訳か。
「五年生の忍耐力をつける為に私たちが五年生の目の前でAと身体を寄せ合う・・・と言うのはどうだ?」
「つまり、イチャイチャするという訳か?」
留三郎が幼児っぽい言い方をするが、そういう事だと伝える為に頷く。
「では、これから作戦を立てる。」
文次郎が言う。
作戦 、何をするかと言うとどういう風に五年生の前でAと睦み合うかだが、睦み合う・身体を寄せ合うの前にAは正直に言って私たちのことを好ましく思っていない筈だ。
Aは話しが終わったかと思えば即逃げていく。
嫌、これでもまだ良くなった方だろう。低学年の時なんか目も合わなかったからな・・・。
では、そんなAとどうやって私たち六人全員と睦み合うのか。
それが作戦という名の議題だが・・・。
「文次郎、まず第一としてAは僕たちに協力してくれるかな?」
やはり伊作も同じ事を考えている。
その答えとして私は難しいだろうと答えるが、いけどん体育委員長はそんなのお構い無しに、
「細かい事は気にするな!Aと仲良くなったら容易く受け入れてくれるだろう!」
「「それが難しいから今話しているんだろ!!」」
文次郎と留三郎が同時に答えるとまたもや同時にあぁん!?と言う。
二人が取っ組み合いを始めそうになるが私と伊作で二人を止める。
「・・・小平太の案、私も賛成だ・・・。」
「ほら!長次も私の案を賛成だ!」
「まぁ、それしか無いもんね。」
「ただ、結構な時間がかかるのではないか?」
・・・。
私の意見でしんと静まり返る。
「・・・なら、いっその事Aにも秘密にして実行するか?」
「バカタレ、そんな事したら更にAに嫌われるだろう。」
犬猿の会話を右から左へ受け流す。
つもりだった。
「・・・アリかもしれないな。」
皆の視線が一気に此方に来る。
一人だけ嬉しそうな顔をしているがほっとく。
「どういう事だ?仙蔵。」
「Aは常に懐に甘味を備える程甘党だろう?それを利用するんだ。」
どうやら文次郎、長次は察した様だ。
「つまり、Aを甘味で釣る。先に釣っておいてもつまらないからAの反応を堪能した後の方が良いのでは無いか?」
186人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - ありがとございます🥺 (2022年3月20日 20時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
氷室アオイ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!体調までお気遣い頂き本当にありがとうございます…!!あいさんも、三寒四温の時期ですのでお体を大切にお過ごし下さい☺️ (2022年3月20日 20時) (レス) id: 1a5681ae5a (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 全員出動楽しみです!! リクエストこちらこそ忙しいのにありがとございます🥺 ゆっくりで良いので体を大事にして下さいね、、風邪引かないように気をつけてください (2022年3月20日 20時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
氷室アオイ(プロフ) - あいさん» コメント、リクエストありがとうございます!リクエスト無理を言ってしまい申し訳ありません… 忍術学園全員出動!ですよね?ご期待に応えれる様なお話は書けないかもしれませんが頑張ります!今の内容が終わったら即書かせて頂きます! (2022年3月20日 20時) (レス) id: 1a5681ae5a (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - あ!! ありがとございます 泣きそうですwww また続き描きますねwww えっとリクエストなんですけど映画を書いて欲しいです!! 喜三太救出とオオマガトキの話です (2022年3月20日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:氷室アオイ | 作成日時:2022年1月17日 20時