第四十五話 ｰ告白ｰ ページ15
「A！そろそろこっちにも来てくれ！」
六いと腕組をしながら会議を聞いていて小半時。
七松先輩が胡座をしている自分の右足と中在家先輩の左足をバンバンと叩く。
立花先輩が少しムスッとした顔で 「早くないか？」と聞くが七松先輩はこっちに歩みながら何時もの 「細かいことは気にするな！」と二パッとした笑顔で言い、俺を担ぐ。
そして七松先輩は自分の席に着くと胡座をし、先輩の右足と中在家先輩の左足の上に俺を乗せる。
つまり、俺は今七松先輩と中在家先輩が胡座をしているその上に座っているという事だ。
･･･足痺れないの？
当然、この企画が分からない五年生達は呆然として俺達を眺める。
そんな五年生の様子も気に掛けず六ろの二人、中在家は俺の頭を撫で、七松先輩は俺の腰に手を回し･･･っえ？
「ちょ、ちょっと！七松先輩！？何腰に手を回してんですか！」
「Aの事が愛おしいからだ！」
「ッ！？」
なんの躊躇いもなく俺の目を真っ直ぐに見て告白する七松先輩に、俺の頬が熱くなっていくのを感じる。
「え、と、その、あの･･････。」
頭が混乱し、言葉がたじたじになる。
すると、俺の頭上の温もりが消えると同時に俺は左側、中在家先輩の方へ体を寄せられた。
先輩の厚い胸板に頭を付けられ、どくん･･･どくん･･･と、先輩の規則正しい心音が聞こえる。
「Aの･･･貞操が危ない気がした･･･もそ。」
そう言った後、先輩は俺をちらりと見た。その視線には「大丈夫か？」と言う言葉が混じっていると感じた。
そして、この場の空気を凍らせた張本人･･･七松先輩は何も分からずキョトンとしている。
七松先輩から見れば自分が思った事をただ本人に伝えただけなのに、と言う感じか。
だけど先輩の言う愛おしいって後輩だから･･･だよ･･･な？
俺なんかに恋愛感情抱いてないよな？
もし･･･、もし、後者の方だったら･･･？
「･･･A、頬が赤いぞ･･･。」
「っえ？」
中在家先輩に指摘され、意識すると頬に結構な熱を帯びているのが分かった。
ちょっと待て、俺って鼻まで頭巾で覆ってるよな？だから俺の表情が見える面積って顔の半分以下だよな？それなのに顔が赤くなっているのが分かるって、俺茹でたこみたいになってると言う事！？
って、何で七松先輩を考えて顔赤くなってんの･･･？
俺別に七松先輩の事好きじゃ無いし何なら苦手寄りだし･･･。
良し、恥ずかしいからという事にしよう！
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あい(プロフ) - ありがとございます🥺 (2022年3月20日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
氷室アオイ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！体調までお気遣い頂き本当にありがとうございます…！！あいさんも、三寒四温の時期ですのでお体を大切にお過ごし下さい☺️ (2022年3月20日 20時) (レス) id: 1a5681ae5a (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 全員出動楽しみです！！ リクエストこちらこそ忙しいのにありがとございます🥺 ゆっくりで良いので体を大事にして下さいね､､風邪引かないように気をつけてください (2022年3月20日 20時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
氷室アオイ(プロフ) - あいさん» コメント、リクエストありがとうございます！リクエスト無理を言ってしまい申し訳ありません… 忍術学園全員出動！ですよね？ご期待に応えれる様なお話は書けないかもしれませんが頑張ります！今の内容が終わったら即書かせて頂きます！ (2022年3月20日 20時) (レス) id: 1a5681ae5a (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - あ！！ ありがとございます 泣きそうですwww また続き描きますねwww えっとリクエストなんですけど映画を書いて欲しいです！！ 喜三太救出とオオマガトキの話です (2022年3月20日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷室アオイ | 作成日時：2022年1月17日 20時
