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サラサラの金髪とこちらを射抜くような水色の瞳。
スラリと通った鼻筋に程よく薄い唇。
横から見るとまつ毛が長いことも分かる。
「〜でな！そんときそいつなんて言ったと思う？！」
それに加えて誰とでも話せる高いコミュニケーション能力。
こりゃモテるはずだ、と一人納得していると
「…A？」
『ぅえ？！、』
いつの間にか俯いていたらしい。私の顔を覗き込むシッマ。
鼻が触れそうなほど近づいた顔に思わず間抜けな声を上げてしまう。
「A？どうしたんや？」
顔を覗き込んだままのシッマ。あまりの近さに自分の顔が赤くなっていくのがわかる。
『っ、な、なんでもない！！』
「ふーん、ならええけど」
咄嗟に顔を背けて誤魔化す。すると再び喋り始めた。
「ほんでな、そんときそいつ 実は俺もそうやで とか言ったんやで！！」
『ふーん』
平静を装って相槌を打つが、顔を見られない。今、顔を見たらもっと顔が赤くなるような気がして。
シッマはこういうことをよくしてくる。もっとも意識しているのは私だけのようだが。
暫く話していると体育館に着いたのでシッマと離れて列に並ぶ。
「新入生が入場します」
アナウンスと共に大きな扉が開かれた。
昔から人前に出ることや、みんなの前でなにかするというのは苦手だ。緊張しながら足を一歩前に出す。
体育館の中に入ると視線が自分に集まるのが分かる。
自分で言うのもなんだが、なかなかに整った容姿をしていると思う。小さい頃から周りの人には可愛い可愛いと褒められたし、告白をされたことも少なくない。
中学校では容姿が良いということで困ったことも多かった。同性からの嫉妬はしょっちゅうだし、シッマと幼馴染だということで陰口を叩かれたこともあった。
高校では目立たないように生きていこう。中学校時代を思い出しながらこっそりとため息をついた。
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愛月咲良(プロフ) - 受験お疲れ様でした！！更新楽しみにしてますが作者様のペースでして言ってくださいね…！ (2021年5月15日 13時) (
レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 受験頑張ってください！人生の選択は自分自身でしか決められない筈なので！作者さんの納得のいく結果まで応援してます！ (2020年10月3日 16時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです！更新頑張ってください！ (2020年4月27日 18時) (レス) id: 9d568bf1b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぴ - 評価100票目ゲットだぜ！まじで好きです。 (2020年4月26日 17時) (レス) id: 278f07b6af (このIDを非表示/違反報告)
みぃ~ちゃん�� - ！テストに順位がつくんですか？！頑張ってくださいーーー！！ (2020年4月2日 17時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あっと | 作成日時：2019年10月1日 23時
