◇岩泉生誕記念◆ ページ13
※attention※
青城がIHで牛若に負けた後の話
※本編とはあまり関係ないです
岩ちゃんsideです
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「いーわーちゃんっ!!」
『えっと岩泉君!』
昼休み、いつも通り焼きそばパンを片手に今日の練習メニューを考えていた。
「ｷｬｰｷｬｰ」と黄色い声と共に現れたのは幼馴染みの及川とその彼女の山下だった。
及川なぜか(いつも以上に)にやにやとにやついていて、あまり感情を露にしない山下は何故か花のオーラ(なんかふわふわしてるやつ)を出していた。山下がそんなオーラを出すのは少し微笑ましく感じたが、及川に至っては気色わりぃ。
及川は急にわざとらしく「コホンッ」と咳き込むと、山下と目線を合わせた。そして二人は何故か頷いた。
((せーのっ))
「ハッピーバースデー!!!」 「お誕生日おめでとっ!」
せーの、という掛け声の後に出た言葉はあからさまに合っていなくて思わず少し笑った。
「ちょっ!?Aちゃん!!なんで間違えちゃうの!?!?」
『えっ...?間違ったの及川じゃないの??』
「違うよ!俺ちゃんとハッピーバースデーって言おうねって言ったよ!?」
『でっでも...その後及川が岩泉君はハッピーバースデーの意味もわからないって.....』
『言ってたから....』とだんだんと小さくなっていく声に同情と及川への怒りがふつふつと沸くのがわかった。
「くーそーかーわーー???」
「いや....それはあの.....
ご、ごめんなさいいいい!!!!」
「ざっけんな!!ハッピーバースデーぐらいわかるわ!!」
及川に一発殴ってやろうとすると、キーンコーンカーンコーン、と空気を読めないチャイムが鳴った。ちくしょう。
山下は『プレゼント渡せてない...!』といつものポーカーフェイスを忘れ、あわあわしていた。うん。何ていうかものすごく和む。
その一方、及川は手を振って「岩ちゃんバイバーイ!」と笑っていた。後で締める。
「(そう言えばもう夏か)」
照りつける太陽の日がやけに眩しく感じ、夏の訪れを知らせるようだった。夏が終わればすぐに春校予選となる。牛若に負けたぐらいで立ち止まってる暇なんかない。
「(次はぜってぇー勝つ)」
まだ先に待っている、オレンジコートを目指した。
((((岩泉一、生誕おめでとう))))
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岩ちゃんハピバ!
意味不すぎて泣ける(真顔)
＿＿H28.06.10
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作者名：ρυυτα* | 作成日時：2016年5月15日 17時
