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類side
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牧野が、司とプロジェクトを組むと言い出した...
はっきり言って、俺は不安で仕方ない...
だって、そうだろ？
元々二人は、付き合ってた。
一方的に牧野が離れたけど、お互いちゃんと『別れ話』というものをしてないんだ――
牧野は別れたつもりでいるけど、司はそうじゃないかもしれない...
ましてや、牧野が『ケイト・ウィルソン』だなんて分かったら、司だって母親の言いなりになるかもしれない――
牧野を手に入れたいと思う気持ちは、俺と一緒だと思うから――
「類..ごめんなさい...」
俺が黙っていたら、牧野は不安げな表情で謝った。
あんたの方が不安なはずなのに...
「一緒に、頑張ろう。
司の事も、プロジェクトも...」
俺はそう言って、牧野が昔好きだと言った微笑みを返した。
きっと大丈夫...そう思う事しか、今は出来ない....
夜、エドワードの屋敷で婚約のお祝いをしようと両親と共に招待された。
牧野に会えるなら、断るはずがない。
一度、社に戻ろうと両親と会長室をあとにする時
「類、ケイト・ウィルソンとして婚約した事のコメント、すぐに出すからね？」
牧野はそう言って、俺を安心させた。
三人で花沢に戻り、社長室でこれからの事を話し合ってると、一時間程経って田村が入ってきた。
「失礼致します。
類様、ケイト様が婚約のメッセージを出されました。
モニターでご確認頂けます。」
その言葉に俺は、社長室の大画面のモニターを付けた。
『ケイト・ウィルソン、花沢類氏との婚約を発表――』
デカデカと書かれたテロップ...
アナウンサーが
「花沢物産取締役専務、花沢類氏との婚約でケイト・ウィルソンの出したコメントは以下の通りです」
と言い、メッセージを読み上げた。
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しおん(プロフ) - あの、一番が見たいのですが、パスワードが分からないので教えて下さい！ (2020年6月30日 17時) (
レス) id: 6b027146c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ す か 。 | 作成日時：2020年5月9日 12時
