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あきらside
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牧野と再会して急遽、共同プロジェクトに参加する事が決まった俺。
仕事を始めたばかりの俺に、やり遂げる事が出来るのか不安だったけど、類や牧野がいるから幾らか気が楽だ。
それにしても、司も一緒のプロジェクトに参加する事になるとは...。
俺は牧野と類を応援しているから、どうにか何事もなく終わる事を望んでいるが...
実際は、そう上手くはいかないだろう――
牧野がいなくなって三年――
司は今でも、牧野を捜している。
司の母ちゃんは、諦めたみたいだけどな..
でも、ケイトの正体を知ったら、司の母ちゃんにとってはこれ以上に都合の良い事はない。
誰がどう考えても、道明寺が騒ぐのは目に見えているだろ？
それを回避する事が、俺の役目だと思っている..。
ジョンの帰国を知らせる連絡が牧野から来た。
プロジェクトの壮行会も兼ねた帰国パーティーをしたいと。
壮行会って...。
まぁ、牧野らしいって言ったら、そうなんだろうけど..。
大勢に来てもらいたいから、俺の親父や類の両親も呼びたいと言う。
牧野に言われたら、うちの親父は間違いなく無条件で参加するだろう..。
お袋に牧野の話を聞かされて、牧野に興味を持っていた親父――
類と婚約してるから、俺と何かするって事は考えてないだろうけど、気に入ってるのは確実だと思う...
「あっ、美作さんいっらしゃい。お父様はもう見えてるわよ？」
「お、あきら。遅かったな？」
会長や類の親父さんと話していたのか、牧野の声に反応して俺に気付いた親父。
「ジョンには会った事あるんだよね？」
「あぁ、花沢の創立パーティーで少しな。」
「今、仕事の電話で席を外してるの。
あたしも一本電話を掛けるから、席を外すね？戻ったら声掛けるから」
「あぁ。
...よぉ、類。」
「...うん」
牧野が俺達から離れて、俺は類に話しかけた。
「お前はいつも変わらね〜な...
もうちょっと、何かないのか？」
「...何か？『こんばんは』とか..？」
「.....。そうじゃなくて。
今日はこんな事があったよ？とか...」
「...う〜ん。
今日、司から電話があったよ...？」
「...はっ？」
「司から電話...」
「マ、マジか！！司の奴、何だって！？」
類の口から司の名前を聞いて、思わず勢い良く類に聞き返した。
「...あきら、うるさい。
そんなに大声出さなくても聞こえてるよ...」
......。
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しおん(プロフ) - あの、一番が見たいのですが、パスワードが分からないので教えて下さい！ (2020年6月30日 17時) (
レス) id: 6b027146c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ す か 。 | 作成日時：2020年5月9日 12時
