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類side
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牧野と両親の初対面――
心配する事なんてないと思うけど、牧野の表情が硬い...
会長の言葉に、苦笑いしながらも穏やかな顔してたのに..。
あんな登場の仕方だったから、気まずいのかな...
会長と両親が、今後の事を話し合っている時
「牧野、あんた静かだね？
緊張しなくても大丈夫だよ？」
俺は、小声で牧野に声を掛けた。
「だ..だって、類のご両親だし...
本当は類が迎えに来てくれた所から、やり直したいくらいだよ...。」
牧野は、小声で弱音を吐く。
「あんたらしくないね？大丈夫だよ。」
俺はそう言うと、隣に座る牧野の肩をそっと抱きしめた。
「ちょっ...ちょっと、類..！」
途端に赤くなる牧野...
抜け出したくてモゾモゾ動いてる...。
....ククッ
「おいおい、ルイ...。
こんな昼間から..本当に君は...」
俺達に気付いた会長が、呆れ顔で言うけど関係ない。
昼だって夜だって...いつだって俺は、牧野にくっついていたいんだ――
「...離れていたくないんで」
俺の惚気っぷりに、両親まで呆れ顔で
「この変わりよう...全く信じられん...」
って、父さんが言った。
いつもとそんなに違うかな...？
変わらないと思うけど...
長い事会ってなかったから、父さん達は知らないだけさ...
「でも私は、安心しました。
婚約者が『ケイト・ウィルソン』と聞いた時は、どんな方なのだろうかと...
もっとこう...高飛車な方だと思っていましたから...」
母さんは、牧野と会って牧野の人柄に安心したようにそう言った。
「そうだな。
『牧野さん』と『ケイト・ウィルソン』が一緒だと聞いた時は、以前田村から報告を受けた通りの方なのか、それとも人格さえ変わっているのか不安だった...。
牧野さん..あなたは『ケイト・ウィルソン』として考えたら、花沢に来る事に不満はないかな...？
エドワードより『格』は下がるし、不満な事も多いかもしれないが....」
と、父さんも会見直後に気にしていた事を話し出した。
「そうね...。
私達は、それだけが心配なの...。
牧野さんに不自由な思いはさせたくないから...」
父さんと母さんがそれぞれ、今の不安を口にした。
確かに、仕事の面で不満が出るかもな...
俺も、そう思った..
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しおん(プロフ) - あの、一番が見たいのですが、パスワードが分からないので教えて下さい！ (2020年6月30日 17時) (
レス) id: 6b027146c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ す か 。 | 作成日時：2020年5月9日 12時
