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Aside
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あたし達三人は、お父様に言われた通りソファに座った。
「ケイト、ルイ。
二人はこれからジョンと三人で道明寺とのプロジェクトに参加するが、美作商事にも協力頂く事になった。
既に美作社長に了解はとってある。
アキラ君に参加して貰いたいんだが、どうかね？」
...やっぱり、お父様はプロジェクトに美作さんを入れようとしていた。
「えっ！！？」
さすがの美作さんも、まさか自分がこのプロジェクトに参加するとは思っていなかったよね...
お父様に直接聞かれて、激しく動揺している...
「お父様、あまりに急であきらさんが困っています。
考える時間を与えてはいかがですか？」
あたしがそうフォローしたけど
「あきら！お前は何を悩んでいる！
こんな大きなプロジェクトに誘って頂いてるのに参加しないなんて、お前は次期後継者の自覚がないのか？
このプロジェクトは、のちに世界の企業の頂点に立つであろう後継者達が揃って参加するんだ。
覚悟を決めなさい！」
...美作さんのお父様は、とても優しい穏やかな人だと聞いていた。
でも、やっぱりどこの社長も仕事とプライベートはきちんと分けて、子供には時に厳しく接するのね...
あたしは美作さんのお父様が言った事も分かる気がした。
でも、これは完全に美作さんを巻き込んでしまっている訳だし、複雑だった。
「あの...美作社長。
今回の事は、私と花沢の問題に御子息を巻き込んでしまったんです...。
なので、プロジェクトに参加するかしないかは、御子息に決めさせてあげて下さい...
いきなりこんな事になって、彼も動揺していると思うんです...」
あたしがそう言うと、美作さんのお父様は微笑んであたしを見つめこう言った。
「牧野さん。
あなたは妻から聞いている通り、人を思いやることが出来る素敵な人ですね。
初めてお会いしましたが、あなたがどれ程人の思いを大切にする人か、今の言葉で良く分かりました。
確かに強制するのは良くありませんね、参加するかしないかは息子に任せます...」
「ありがとうございます。」
美作さんのお父様がそう言ってくれて、美作さんを見ると、彼は驚いたように目を見開いていて...
「牧野、お前やっぱり牧野だな...」
そう呟いた。
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しおん(プロフ) - あの、一番が見たいのですが、パスワードが分からないので教えて下さい！ (2020年6月30日 17時) (
レス) id: 6b027146c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ す か 。 | 作成日時：2020年5月9日 12時
