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Aside
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それからあたし達は場所を移して、少し広めの客間に食事や飲み物を用意して貰い、三人だけの再会パーティーを開いた。
「それにしても、やっぱりすごい屋敷だな...。
二人の言う通り、会長も夫人も優しくて良かったよ...。
まさか笑顔が見れるとは...イメージと違った。」
...あれだけ心配していた美作さんがケロッとした顔で言ってる。
「ｸｽｸｽ、だから大丈夫だって言ったのに。
会長はプライベートはあんな感じだよ。
仕事の時とは大違い。牧野とそっくり。」
「ちょっと、類！あたしは仕事もプライベートも一緒です！」
「ウソだ！ジョンが言ってたもん。仕事の時はたまにジョンも怖いって。」
「ジョン...失礼しちゃう！」
全く...。
ジョンは類に何を吹きこんだのか知らないけど、余計な事を言ってるのは確かね...
帰ってきたら、問い詰めてやる！！
「あきら、ケイト・ウィルソンの噂、聞いた事ある？」
「...あぁ、仕事中は滅多に笑顔を見せないって。牧野、マジか？」
「...。まぁね。そんな事より、お父様の話って何かしら？」
...都合が悪くなって、話を逸らした。
確かに仕事中って、笑わない...そう思ったから。
だって一気に数十億のお金が動いて、その責任があたしにあったら笑えないじゃない...。
「...牧野、会長の話はきっと司の事だよね。
あきら...もしかしたら、あきらも巻き込むかもしれない。それでも大丈夫？」
類が、不安そうな顔で美作さんに問いかけた。
「あぁ、大丈夫に決まってんだろ。
俺は二人が幸せになれるなら、どんな事でも協力するよ。」
美作さんがそう言ってくれて、あたしも類もホッとした。
「...もしまた迷惑かけるような事になったら、ごめんなさい。」
あたしが先に謝ると、美作さんは「気にすんな。」と笑った。
「しかし、お前らどうすんだ？
司はまだ牧野がケイト・ウィルソンだって知らないんだろ？」
この質問に、類が素早く反応して...
「司んちが、ケイト・ウィルソンと一緒に仕事をしたいって言ってきてる...
司の母ちゃんはケイトと司を結婚させたいみたいだから、婚約を発表したすぐ後にプロジェクトを持ちかけて来たよ。」
「はぁー...やっぱりか。
婚約発表までしてるのに、奪っちまおうって...鉄の女が考えそうなことだな...」
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しおん(プロフ) - あの、一番が見たいのですが、パスワードが分からないので教えて下さい！ (2020年6月30日 17時) (
レス) id: 6b027146c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ す か 。 | 作成日時：2020年5月9日 12時
