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Aside
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秘書のレオから、類達が応接室にいると連絡を受けてそこに向う途中...
美作さんに会う緊張からか、思わぬように足が進まない..
仕事でもこんな事ないのに...
でも、今会わなかったら一生会えないと思い、思いきって部屋のドアをノックした。
「...美作さん、お久しぶり...」
あたしがそう声を掛けると、美作さんは驚いて固まっていた。
でも類が『本物の牧野』と伝えると、あたしを抱き締め、あたしの為に涙を流してくれた...。
「心配かけて、ごめんなさい...」
あたしはそう言うのが精一杯で...
やっと会う事が出来た、日本の仲間...
たくさん心配かけて、申し訳ない気持ちであたしも泣けてきた...
「...もう抱き合うのはその辺にしない？
牧野が抱き付くのは、俺だけにして？」
暫く美作さんと抱きしめ合って再会に浸ってたけど、突然の類の声に驚いて慌てて美作さんから離れた...
「類、いいだろこの位...。
久しぶりの牧野との再会なんだぜ？
牧野すっげぇ綺麗になってるし。」
「...ダメ！」
「ダメなんかよ...。
あぁ、そういや俺達、牧野じゃなくて『ケイト・ウィルソン』待ってんだよ。
牧野は何でここにいるんだ？ここの社員か？」
あっ！名乗るの忘れてた...
「あ〜、美作さんは『ケイト・ウィルソン』に会いに来たんだもんね...
ごめんごめん。まぁここでずっと待ってても、もう誰も来ないよ？」
「はっ？牧野、何言ってんだ？」
美作さんは、さっぱり分からないって顔してる...ﾌﾌｯ..
「...だって、あたしが『ケイト・ウィルソン』だもん」
あたしがそう言うと、美作さんは一瞬ビックリした顔をしたけど、すぐに
「おい、牧野...
冗談はそれぐらいにしろよ？おもしろくないぜ...」
なんて、言われてしまった。
あたしは、名刺入れから名刺を一枚出し
「美作商事の御曹司、美作あきら様。
私、エドワード財閥のケイト・ウィルソンと申します。以後、お見知りおきを...」
仕事モードで美作さんに名刺を渡し、美作さんを見るとあたしの名刺を見てまた固まってる...
「あきら、ごめん。
牧野が本当に『ケイト・ウィルソン』なんだ..
だからそれを伝えたくて、わざわざ一人でＮＹまで来てもらった..」
「ごめんね、美作さん...あたしが類の婚約者なの･･･。
今まで、類を支えてくれて、本当にありがとう。
進を類の所に連れて行ってくれたのも、美作さんなんだってね･･」
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しおん(プロフ) - あの、一番が見たいのですが、パスワードが分からないので教えて下さい！ (2020年6月30日 17時) (
レス) id: 6b027146c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ す か 。 | 作成日時：2020年5月9日 12時
