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類side
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「今から向かう」
そうあきらからメールを貰い、秘書にスケジュールを確認すると、午前中はどうにか時間を空けられるらしい･･･
牧野にも確認すると、牧野もお昼までなら何とかなるって。
これなら、あきらを連れて行っても大丈夫だろうと牧野にも十時頃連れて行くと連絡を入れておいた。
執務室であきらの到着を待っていると、メールが来て三十分後にノックと共にあきらが現れた。
「類、元気か？久しぶりだな？」
「うん、はよ。あきら」
「おはよ。わざわざＮＹまで来てやったぜ。調子はどうだ？」
「...調子？最高にいいよ。」
「...最高？」
秘書がコーヒーを持って来て部屋を出て行くのを見届けると、あきらは早速本題に入った。
「...それにしても、お前が婚約するとはな。
あんなに牧野を想ってたのに...
でも、あの類の会見を見て、お前は幸せなんだって思ったよ...」
「あきら...」
「牧野以外でも、お前にあんな顔させる女がいるなんて...
『ケイト・ウィルソン』はただ者じゃねぇな...」
...あきらは寂しそうにそう言った。
「ケイト・ウィルソン...ね...。
確かに、凄い女だと思うけど...
俺にとっては『良い女』かな...」
「...はっ？
お前今、良い女って言ったのか...？
類がそんな事言うなんて...
それにしても、いつから知り合いだったんだよ？数年前って...」
「ん？そうだね...
あきら会ってみたら？」
「はぁ！？」
「俺が説明するよりも、会った方が早いし。
結婚したら、イヤでも会う機会が増える訳だしさ...そうしよう。」
俺はあきらにそう言って、牧野に連絡を入れた。
「もしもし、今から向かうね？
うん...二十分後くらいかな？
...分かった、またあとで...」
電話を切ってあきらを見ると、あきらは少し動揺してた。
「類...今のケイト・ウィルソンか...？
そんなに簡単に俺が会っても...平気なのか？」
「...あきら。つべこべ言わずに行くよ？」
あきらを促し、また車に乗ってエドワード本社へ。
「...やっぱり、いつ見てもこのビルはデカイな。
本当に行くのか...？」
「もちろん！」
少し怖気付いているあきらを引っぱり受付まで行くと、いつものように俺に頭を下げてくる社員――
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しおん(プロフ) - あの、一番が見たいのですが、パスワードが分からないので教えて下さい！ (2020年6月30日 17時) (
レス) id: 6b027146c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ す か 。 | 作成日時：2020年5月9日 12時
