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Aside
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夜、婚約のお祝いをしようと言ったお父様。
急遽、屋敷に集まった類親子。
類のお父様とお母様が、豪華過ぎる屋敷に驚きつつも、お母様に挨拶をし時間が経つと慣れて来たようで...
お母様同士気があうのか、楽しそうに話していた。
あたしと類はそんな様子を眺めながらテラスに移動し、今までの出来事を振り返っていた。
類に再会してから今日まで、三ヵ月も経ってない。
相変わらず類は類らしいけど、昔とは違う想像を超える行動力...
これだけはまだ慣れないけど、きちんと後の事を考えて行動するから、心配はしていない。
あたしと類は、あたしが度米する前日と同じように二人で夜空を見上げた。
あの頃と、変わらない星空...
変わったのは、あたしと類の関係だけ....
「ねぇ、類は出逢った頃より、行動力があるよね。
仕事を始めたからかな？
あんなに寝てばっかりだったのに、こんなに行動力があるなんて驚いた。」
笑いながらそう言うと、類はニッコリ笑って
「取られたら大変だからね。
いつも言ってるじゃん。
俺の行動力が発揮されるのはあんたにだけ..分かってないの？」
クスクス笑いながら言う類に、恥ずかしかったけど嬉しかった。
「...その心配は、どちらかと言うとあたしがするべきじゃない？」
王子様のような容姿の類がモテないはずないし...
どこかの令嬢なんかに目を付けられたら、勝ち目なんてないもの...
「取られるなんて...
実際あたしがケイトだって分かったら、みんなの興味もなくなるんじゃないかな？」
ここはアメリカ。
ケイト・ウィルソンはアメリカ人で、日本人だと分かった時の落胆は大きいんじゃないか...って思う。
「牧野は、何にも分かってないね...」
類はそう言うけど...
「そう言えばさ、牧野に聞こうと思ってた事があるんだ。」
「何？」
「もう日本の皆に、会える...？」
「えっ？」
類の発言に、あたしは戸惑った..
優紀にしか会っていない。
他の皆に会う勇気が、今のあたしにある...？
「...まだ無理そう？
もし無理なら、いいんだ。
でも、近いうちにあきらがこっちに来る。
早くて明日、遅くても二〜三日以内。
もし会えそうなら、一緒にどうかなって思っただけだから...」
美作さん...か....
もう二年半近く、会ってないな...
元気だと言う話は聞いていたけど...黙って姿を消したあたしを怒ってないかな...
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しおん(プロフ) - あの、一番が見たいのですが、パスワードが分からないので教えて下さい！ (2020年6月30日 17時) (
レス) id: 6b027146c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ す か 。 | 作成日時：2020年5月9日 12時
