absk[1度失ったものはすぐには戻せない] ページ41
skのにょた化
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abがｶｽになってます
桃side
ねえりょーへー…いつかえってくるの？
ココ最近、ずっと帰りが遅いよ…わたしずっとまってるよ、ねぇ
「もぅ、もう……信じられないよ…」
私と一緒に飲んでも酔わないくせに、毎日のように酔って帰ってきてシャツにリップなんかつけさせて、なんで気付かないのかな。
そんなあたなにはシャツについたリップの跡をいつも無心で落とす私の気持ちなんて分からないか
信用は1度失うとすぐには戻せないんだよ、亮平
緑side
気付いた時にはホテルにいて、スタッフさんを抱いていた。
その時思ったのは佐久間より良いかも、そんなクソッタレみたいな考え。
毎日のように誘われては毎日のように飲んで、酔って、勢いでホテルに行ってその女性を抱いて帰った
おれは佐久間よりこのスタッフさんの方が好きなんじゃないかなとも思った
でも、佐久間が俺から離れるなんて許せなかった、だって佐久間は俺のもので俺のことが好きだから。
なんて、今思えばほんとクソ野郎だ。
「りょうへい、いや、阿部ちゃん。もう別れよう」
そういった佐久間の顔には、俺のことが好きだった時の面影なんてひとつもなくて、その真っ黒で、光すら容れない瞳に映って言ったのは、佐久間を傷付けくるしめた、俺の姿だった
俺が何を言っても佐久間は聞いてくれなくて、私もう引越し先決めたから、簡単な荷物はもう持ってったしあとは捨てていいから
なんて言われて
何も言い返す隙もなく、あいつは、佐久間は、この、5年間一緒に愛を育んできた家から、去った
あぁ、なんで謝りひとつすらしなかったんだろう。
なんで佐久間は俺のことが好きだからなんて、高を括れていたのだろうこんな惨めな俺をどうか許して欲しい。。。。なんて、許されたいと思っていること自体、おかしいのに
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作者名：絹ごしぷりん | 作成日時：2022年9月11日 0時
