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nbdt[久しぶりの休息は] ページ5

赤side



『この日、おれもおまえも休みだし久しぶりにデートすっか』



少し酔っていた翔太に言われたこの言葉
明日…か。
少し顔が緩んでしまうのは仕方ないこと、だよね。
俺も翔太も、最近仕事では一緒になることはあっても休みまで被ることはなかったから本当に久しぶりのデート。

なに、着てこうかな。

その日はずっと初めてのデートみたいに、少し浮かれている俺がいた。









当日、翔太から
「今から迎えいく、10分後には着くから」
と連絡が入っていた、でも待ちきれなくて駐車場の方に向かった。
10分ピッタリに翔太の車が入ってきてすぐに駆け寄った

あぁ、嬉しい。

俺に連絡を入れようとスマホを見ている翔太に気づいて貰えるように窓をノックするとビックリしてから笑って 鍵 空 い て る と口パクをしてきたから わ か っ た とだけ返して助手席に乗り込んだ。


「翔太、お迎えありがとう」

「いーえ、つか俺がしたかっただけだよ」

「…翔太さ……」

「ん?」

ほんと、かっこよくなったよね

「……いや、なんでもない」

「なんだよそれw」


いつも通り緩い会話を弾ませながら、車を運転する翔太はかっこいい。
ほんと…好きだな。
…そういえば

「ねぇ翔太、どこ向かってる、の?」

「んー…教えてやってもいいけど…秘密な」

「そう…」

ニヤリと笑った翔太がかっいいから、まぁいいか。






「涼太、涼太。」

「ん、、しょ、ぉた……?……あ、れ、俺寝てた…?」

「そりゃもうぐっすりと笑よく寝れたか?」

「ぅん、、気持ちよかった、、」

「っ、、な、らいいけど!!…ほら、着いたから行くぞ?」

「ん…」

1時間弱、車に揺られていた中俺は寝てたみたい
あーぁもっと翔太の運転姿目に焼き付けとけばよかった
翔太に手を引かれながらそんなことを思っていると

「ん、ここ、前気になってたって言ってただろ?」

と言われ前を見ると




「わ……綺麗……」

つい先日、テレビで見た綺麗な花畑だった。

「1面真っ赤……すごい…絨毯みたい…」

「凄いよな〜…こんな綺麗に育てられるんだな。」

「うん…ほんと、すごい。」


2人で、こんなに綺麗な花畑を見れるとは思ってなかった。

「翔太、ありがとうね」
人はいる、でも…こんな時こそ翔太の腕に抱きつきたかった
「ん、俺もありがとう。」
反対の手で頭をポンポンしてくる翔太は、ほんとにかっこよかったな。

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作者名:絹ごしぷりん | 作成日時:2022年9月11日 0時

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