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それは俺たちが小さい頃津波に流されて深海から浅瀬に流されてしまった時の話で
小さくて力がなかった俺達は中々海に戻れなくて腕力だけでどうにか戻ろうとしてた時に
「あれ、だいじょうぶ？もどれないの？」
「おれたちがおしたるで！！うみのなかにもどりたいんやろ！！」
2人の小さい男の子たちが戻してくれたのだ。
そんな2人に俺達は恋をした。
海に戻る前、名前は聞いていて
大介くんを押してくれた方があべりょおへい、くん、たしか14歳
俺を押してくれて方がむかいこおじ、くんこっちも14歳
大介くんもおれも、すぐに好きになっていた。
それ以降会うことは無かったけどずっと心に残っていて
大介くんが15歳、俺が10歳……人間界で言う20歳と15歳になったら人間になろうと話していた。
結ばれなくていい、1年間あったら見つけることも出来るだろうし最後の時まで幸せでいられるからそうしようと
でも
「ねえ大介くん、」
「なに……蓮…」
「見つからないね……」
「……人間は、歳をとると見た目が変わるってホントなんだ…俺と蓮なんで全く変わってないのに…いや髪と身長は伸びたりするけど…顔なんて全然変わってない。」
「…俺たちは海の中だったら15歳と10歳だよ、昔会った時あの二人……14歳とか言ってたよね。」
「てことは、、ふたりはいま丁度20歳？」
「そうだねー…でも俺達は本来の姿なら5年後と10年後の話なんだよね。」
「ハー……そりゃ見た目変わるか…時の流れが違うわけだし……」
「……見つかるかな、1年で」
「見つけるよ、俺たちなら」
桃side
蓮と二人で話してから2ヶ月がすぎたとき
深夜に目が覚めた。
なんか、今コンビニってとこにいったら会える気がした
「ねえ、蓮行くよ」
ぺちぺちと顔を叩くとすぐ、とは行かなかったけど起きてはくれて
半分は夢の中にいる蓮を引っ張って外に出た
コンビニにつくと中に人は全然いなくて
うそ、会えないかもとガッカリしていたとき
「………あ！！」
飲み物が売っているところ？に2人の人がたっていて、ひとりが後ろを向いた瞬間声が出た
「あべくん、あべりょおへいくん、だよね！、？」
絶対そうだ！
「え、と…うん。そうです。」
「それに、隣は……」
「むかいこおじくん、だよね」
「せや、みんなの万能調味料こと塩麹よりも向井康二やで！！」
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作者名：絹ごしぷりん | 作成日時：2022年9月11日 0時
