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rumm[健やかなるときも] ページ11
白side
「すげー…水族館とか久しぶりに来たけど、綺麗だな」
とある撮影の帰り、めめが明日俺ら仕事午後からだし水族館近くにあるけど行く？と聞いてくれたおかげで夜の水族館を2人で歩いている
人数的には、僕とめめと、あとはカップル2組くらい、かな。
「ね、ほんと綺麗。あ、めめみて、クラゲいる」
「あ、ほんとだ。」
綺麗だな、なんでぽやぽやしてるめめも綺麗だよなんて言ったら怒られそう。
あ、そういえば…
「ねぇめめ、クラゲによっては毒があるってのはめめも知ってるとは思うんだけど」
「舐めてんだろ」
「種類によって毒の強さって違くて、刺された部分が赤く焼けただれたようになったり発熱したり、呼吸中枢とか麻痺させたり溶血を起こしたりするんだって」
「(呼吸中枢……？？溶血……？)」
「ふふ、めめ分かってないでしょ」
「バカ要因にそんな話するなよ」
「んふ、不貞腐れちゃって可愛い」
「やめろ、バカ。」
バカなんていいながら強めに僕の肩を押すめめはさっきクラゲに綺麗だな、なんて言ってた人と同一人物とはおもえない対応。そーゆーとこが可愛いんだけどね
2人でゆっくり歩いて静かな水族館を廻る
もう少しで水族館も営業時間が終わるから、考えながら、どこ行こうかなんて話しながら
キラキラと目を輝かせて色々な魚たちをみるめめは、ほんとに可愛くてさ
つい気持ちが溢れちゃったみたい
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作者名：絹ごしぷりん | 作成日時：2022年9月11日 0時
