400.大吾side ページ50
400.
《大吾side》
大吾｢…はっすんとヤ ったん？｣
A｢えっ...してない…と思う…｣
大吾｢なんやねん。その曖昧な言い方。そんなん高橋が知ったら絶対はっすんにキレるで｣
A｢…ねぇ 大ちゃん…和くんも"恭平に泣きながら怒られた"って言ってたけど、恭平って感情的になることあるの？｣
大吾｢ちょっと待って…｣
…まだ俺の頭の中で整理しきれてないのにまた情報が増えた…高橋がはっすんに泣きながら怒るって何があったん…
大吾｢ひとつずつ整理させて…｣
A｢うん｣
大吾｢まず...はっすんがなんで高橋から怒られたか理由は知ってる？｣
A｢おとといの夜に私に言ったことを恭平に話したって…｣
…はっすん…だから高橋に言うなって言ったのに…でも高橋 それ聞いても大阪に来なかったんや…
大吾｢高橋から連絡ないん？｣
A｢たぶんきてると思う...｣
大吾｢たぶんってなに？あっ、ずっと電源切ってんのやろ？｣
A｢…うん｣
大吾｢あぁもう、彼女と連絡とれへんことがどれだけ心配で不安なことかわかってる？｣
A｢…わかってるよ。でも…もう関わることが怖いの。今、こうやって大ちゃんと一緒にいることも本当は怖い…｣
大吾｢…なんで？｣
A｢大ちゃん、本当は私と別れて私が隣りにいないから今、楽しいんやよね？…優しいから言わないだけで私は負担でしかなかったんやよね？…もう大切な人を傷つけたくない…だから1人で生きていけるくらい強くなりたいの｣
Aの隣に座り直してビールの缶はテーブルに置いて両手でAのほっぺを挟んで…
大吾｢俺は優しくないからはっきり言わせてもらうけど｣
A｢… うん｣
大吾｢マジでアホとちゃう？チューするで」
A｢えっ？｣
大吾｢Aのこと好きやから一緒にいたんやし、好きやから今日も会いに来た。Aは強くならなくていい。1人になるなんて絶対言うな。俺がAのことを離さないし守ってくから｣
唇を重ねたら肩を押されて…
A｢…大ちゃん…私のこと１回、もう必要ないって突き放したやん｣
大吾｢…俺に隠してることってそれ？やっぱりあの事故にあったとき俺がAを追い詰めて…それで…｣
A｢違う…｣
大吾｢違わないやろ。…許してもらえるとは思ってないけど…Aには俺の隣におってほしい。前みたいに俺と2人だけの世界にいたらもうAが傷つくことないから。誰にも秘密で東京で一緒に暮らそ｣
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音香-otoka-(プロフ) - ほしさん» ほし様 読んでいただきありがとうございます！コメント嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年1月6日 9時) (
レス) id: e9df3dd604 (このIDを非表示/違反報告)
ほし - いつも更新楽しみにしてます！大吾くんと元に戻れますように！ (2022年1月6日 9時) (レス) id: eb9e318007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2021年12月30日 23時
