393.私side ページ43
393.
《Aside》
目を覚まして起き上がろうとしたら、
誰かに包み込まれてるっていうか抱き枕のように抱きつかれていて動けなくて…隣を見たら…
…えっ…まって…なんで大橋くんと一緒にベッドで寝てるの…
大橋｢…んっっ…あぁ、めっちゃ寝た…｣
A｢…大橋くん…離して…｣
大橋｢えっ？…えっ…えぇぇっっ｣
大橋くんはぎゅっと私に抱きついたままで超至近距離で私の顔を見たあとベッドから飛び出して…
大橋｢…ごめん。本当にごめんなさい｣
A｢えっ、私たち何かしたの？｣
大橋｢本当に！絶対！絶対！なにもしてないから｣
A｢一緒に寝てただけってことやよね？じゃあ謝らないで(笑)｣
大橋｢でも｣
A｢お仕事の時間大丈夫？｣
大橋｢あっ、今、何時？｣
A｢6時やけど｣
大橋｢よかった…8時台の新幹線乗る予定やから｣
A｢じゃあ7時すぎまでは大丈夫？｣
大橋｢うん｣
A｢朝ごはん作るから一緒に食べる？｣
大橋｢えっ、いいん？｣
A｢うん｣
大橋｢じゃあ泊まらせてもらったし俺が作るわ。なんでも食べれる？｣
A｢あっ、うん。いいの？｣
大橋｢いいからいいから。ゆっくりしてて｣
大橋くんは｢あるもの使わせてもらうでー｣ってキッチンに行って、短時間で何品か作ってテーブルに並べて…
向かい合わせに座って一緒に｢いただきます｣をして…
A｢ヤバッ、すごくおいしい」
大橋｢よかった。簡単なものだけやけど｣
A｢凄いね。誰かに作ったりもするの？｣
大橋｢うん。メンバーに作ったりしてる｣
A｢そっか。じゃあ、はっすんさんがいてくれたら大ちゃんも大丈夫だね｣
大橋｢大ちゃんも料理たまにやけど頑張ってるんやで｣
A｢えっ、そうなの？｣
大橋｢うん(笑)ほとんど外食やけどたまに作ったりしてるみたいやで｣
…そっか…もう本当に私がそばにいなくても大ちゃんは大丈夫なんだね…
…恭平のことも気になるけど…恭平のことは聞けないなぁ…
一緒に｢ごちそうさま｣をして、お皿は私が洗って…
大橋くんはお皿を洗ってる私をうしろからぎゅっと抱きしめて…
A｢…はっすんさん…？？｣
大橋｢やっぱり"和くん"って呼んでほしい｣
A｢…かずくん？｣
大橋｢うん。これからはそうやって呼んで｣
A｢…うん｣
大橋くんは私から離れて…｢帰るわ。また来るから｣って言って部屋から出ていって…
…えっ…"また来る"ってなに？どういうこと？…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 488人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
音香-otoka-(プロフ) - ほしさん» ほし様 読んでいただきありがとうございます！コメント嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年1月6日 9時) (
レス) id: e9df3dd604 (このIDを非表示/違反報告)
ほし - いつも更新楽しみにしてます！大吾くんと元に戻れますように！ (2022年1月6日 9時) (レス) id: eb9e318007 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2021年12月30日 23時
