371.正門side ページ21
371.
《正門side》
Aの部屋の前に着いて、インターホンを押しても反応がなくて…
…もしかしたら倒れてるんとちゃうよな…
って何度もインターホンを押して、携帯に電話をかけて…
しばらくしてから玄関のドアが開いて、
｢正門くん待たせてごめんね｣
ってニコッと笑うAは…目は潤んで、顔は赤いし、トロンとしていて…壁に寄りかかっていないと立っていられへんみたいで…
正門｢だいぶしんどそうやん｣
A｢…大丈夫だから…正門くんにうつすといけないし帰って…｣
それだけ言うのならインターホンの通話だけで俺を追い返したらよかったのにこうやって出てきたのは…俺に甘えたかったからちゃうんかな...
そんなこと思ってたらAはその場で床に座り込んで…
俺はAを抱き上げて…
｢嫌や…おろして…｣って言うAを無視してたらAは諦めたのか俺に身体をあずけて…
そのままベッドに寝かせたら、Aはふとんを頭の上までかぶったあと目の下までふとんを下げて…
A｢…ありがとう…｣
…あぁもう…かわいい…
正門｢うん(笑)何か食べたん？｣
A｢…食べてない。夕方からずっと寝てたから｣
正門｢大吾に聞いて食べられそうなもの買ってきたからちょっとでも食べて薬飲んで｣
A｢…うん。…ねぇ…正門くん…｣
正門｢ん？｣
A｢…やっぱりいい…｣
正門｢なに？言ってみて｣
A｢…この前、正門くんが作ってくれたお粥がまた食べたい…｣
…体調崩すと水分も誰かが言わないととらないって大吾が言ってたけど自分から食べたいって言ってくれたことが…しかも俺が作ったのを食べたいって言ってくれたことが…めちゃめちゃ嬉しい…
正門｢今から作ってたら夜中になってしまうで(笑)｣
A｢…そうやよね。ごめん…無理なこと言って。忘れて…｣
正門｢明日の朝 食べれるように作っとくから｣
A｢…作ってくれるの？｣
正門｢うん。せやけどとりあえず今はあるもの食べて薬飲んで寝て｣
A｢…うん。ありがとう｣
Aは俺が買ってきたもの食べて、病院でもらってきた薬飲んで…
…大吾にも言われてるし、来たくてもどうしても来れないはっすんの気持ち考えたら…今日は泊まらないで帰ったほうがいいよな…
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音香-otoka-(プロフ) - ほしさん» ほし様 読んでいただきありがとうございます！コメント嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年1月6日 9時) (
レス) id: e9df3dd604 (このIDを非表示/違反報告)
ほし - いつも更新楽しみにしてます！大吾くんと元に戻れますように！ (2022年1月6日 9時) (レス) id: eb9e318007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2021年12月30日 23時
